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トヨタ「GRヤリス」のルーツはセリカ? ノーマルとWRCカーを同時展示【東京オートサロン2020】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

WRC黄金時代の幕開けを告げたモデル

  千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2020」で、衝撃のデビューを飾ったトヨタ「GRヤリス」。その両脇には2台のセリカGT-FOUR(ST165)も展示されていた。往年のWRCウエポンであると同時に、映画に登場して社会現象を巻き起こした名車を改めて紹介したい。

 すでにご存知の人も多いと思うが、今回アンベールしたGRヤリスは、WRC(世界ラリー選手権)で勝利を得るために生まれたモデルだ。そしてセリカGT-FOURは、1988年にTTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)がWRCに投入した、GRヤリスのルーツとも呼ぶべきクルマなのだ。

 265psを発揮するエンジン(3S-GTE)とフルタイム4WDシステムを組み合わせ、1990年には日本車として初のドライバーズ・チャンピオンを獲得。以降もST185~ST205とセリカGT-FOURがWRCで活躍し、一般ユーザーにも『セリカ=ラリー』というイメージを浸透させた。

 さらにST165セリカGT-FOURは、1987年に公開された映画『私をスキーに連れてって』に登場したことでも知られている。4WDシステムを活かして雪道を疾走するシーンは特に印象的で、当然ながらセリカの人気はうなぎ上り。

 映画と同じくセリカでスキーに行く若者が急増、社会現象と呼ぶに相応しいブームとなり、いまなお熱烈なファンが多い。なお、東京オートサロン2020で展示された車両は、1990年のサファリ・ラリーで優勝した実車そのもの。WRCホモロゲーションモデルのため正式には『GT-FOUR RC』である。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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