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車いすの元GPレーサー青木拓磨選手、ジャガーの電気自動車ワンメイクレースへの参戦を表明

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

横浜での市街地レース開催を目指してチーム結成

 2輪ロードレース世界選手権(WGP)に参戦を開始した翌年の1998年シーズン直前にGPマシンのテスト中の事故によって脊髄を損傷。下半身不随となってしまった青木拓磨選手。現在はレース・フィールドを4輪に移し、今年ル・マン24時間レースへの挑戦を目指して積極的にレース活動を行っている。そして、新たな挑戦として電気自動車レース「JAGUAR I-PACE eTROPHY」への参戦することを発表した。

 青木選手は、2019年「障がいもった方でもオートバイに乗る趣味を一緒に楽しんでいけるように」という取り組みであるSSP(サイドスタンドプロジェクト)をスタートさせ、自ら鈴鹿8時間耐久レースやMotoGP日本GP開催時に詰め掛けた大勢の観衆の前で、上腕だけでバイクに乗って走りを披露した。さらにはモータースポーツ・レジェンドを集めて開催される「SUZUKA Sound of ENGINE 2019」では、青木と同様に下半身不随となってしまった元WGPチャンピオンであるウェイン・レイニーさん、そして元WGPチャンピオンのケニー・ロバーツ氏、エディ・ローソン氏とともにバイクによる豪華なデモランを行った。

 今回、青木選手が参戦を発表した「JAGUAR I-PACE eTROPHY」は、電動フォーミュラマシンで争われるFIAフォーミュラEの前座レース。FIAフォーミュラEとは、2014年にスタートしたレースで、毎年秋に開幕し年をまたいで行なわれる選手権で、その開催は常設のサーキットではなく、市街地コースを使用して行われるのも特徴のひとつだ。 このフォーミュラEの2018-2019シーズン(シーズン5)から、サポートレースとして「JAGUAR I-PACE eTROPHY」は開始された。使用するマシンは、ジャガー初のEV(電気自動車)であるI-PACEをベースとしたレーシングカー。市販車と同じ容量90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、パワーユニットは最高出力400PS、最大トルク700N・mを発揮。0→100km/h加速は4.5秒、最高速度は205km/hの実力を持っている。

 レースは最大20台が参戦可能で、フォーミュラEと同じコースを使用し、25分+1周レースで行われる。

 青木選手が参戦するチームは「TEAM YOKOHAMA CHALLENGE」。そしてゼッケンは、青木選手が2輪ロードレース世界選手権(WGP)時代から使い続けている「24」だ。このチームは、市街地レースであるフォーミュラEを神奈川県横浜市に誘致するために設立され、マシンには横浜の商店街名が並ぶ。
「市街地レース誘致への最初のステップとして、まずは”JAGUAR I-PACE eTROPHY”レースの認知向上を進めるための第一歩」とチームの津山 覚代表は語る。 年間10戦行われる2019-2020シーズンは、すでに開幕しており、サウジアラビアのディルイーヤで行われた第1戦及び第2戦は2019年11月23日および24日に終了。青木選手は2月15日に行われる第3戦メキシコシティから参戦を開始することとなる。

 

■2019/2020 シリーズ JAGUAR I-PACE eTROPHY カレンダー

・Rd.3 2020/2/15  メキシコ メキシコシティ
・Rd.4 2020/3/21  中国 三亜
・Rd.5 2020/4/4  イタリア ローマ(青木選手は他レースのため不参戦)
・Rd.6 2020/4/18  フランス パリ
・Rd.7 2020/6/21  ドイツ ベルリン
・Rd.8 2020/7/11  アメリカ ニューヨーク
・Rd.9 2020/7/25  イギリス ロンドン
・Rd.10 2020/7/26  イギリス ロンドン

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