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プリウスが未来を語っているTRDとモデリスタ・ブース【大阪オートメッセ2020】

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: 深田昌之

TRDとモデリスタが合同展示

 2月14日から3日間、大阪市のインテックス大阪で開催されている西日本最大級のカー&カスタマイズカーの祭典「大阪オートメッセ2020」では、トヨタ自動車の純正アクセサリーパーツを販売するTRDとモデリスタが合同でブース展開をしている。こちらのブースには注目度が高いクルマが多く展示されているのでそのなかから数台をピックアップして順に紹介していこう。

 

「AMBIVALENT (アンビバレント)”RD” プリウスPHVコンセプト」

 まずはプリウスPHVをベースにした「AMBIVALENT (アンビバレント)”RD” プリウスPHVコンセプト」だ。

 車名になっているアンビバレントには「ひとつのものがふたつの性質を持つ」という意味があるが、これはTRDが持つ高い技術力とモデリスタのデザイン製の高さというそれぞれのよさを併せ持つことを示すネーミングだった。またRDとは「レーシングデベロップメント」と「リファインドデザイン」を指す言葉である。

 トヨタ自動車ではカローラやヤリスといった話題のクルマが多いのだが、そのなかでプリウスPHVを選んだ理由も聞いてみたところ、EV車(電気自動車)による今後のクルマ社会をイメージしたものにするためとのこと。

 デザインは未来を意識したものだが、現代のドレスアップ的な視線で見ても違和感はなく、カッコいいという声も多いという。市販化についての質問も受けると言うが、会場で行っているアンケート結果によっては市販化の検討もあるということなので、会場に来られた方はぜひアンケートに応えて欲しい。

さらに優れた空力デザインはTRDのモータースポーツノウハウ

 つぎにデザインについて。ベースはモデリスタのデザイナーが手がけ、それをTRDが空力の面から見直すことでカタチを作っていく。ただ、プリウスPHVはノーマルの状態で空力性能に優れたクルマなので生半可なエアロパーツは作れない。

 そこでTRDのモータースポーツ部門がレーシングカーの開発にも使うCFD解析を用いて、このクルマに当たる風の状態を解析し、その結果に基づいて形状を整えている。

 特徴的な部分を揚げるとルーフに追加された垂直尾翼がある。プリウスPHVではクルマの重心がエンジンルーム後端あたりにあるので、例えばとても強い横風を受けると、重心点を軸にクルマが振られる(実際に不安定と言うことではなくあくまで表現的な意味)ようなこともあるが、リーフのセンターから後ろに垂直尾翼があるとそれが抑えられるという。

 また、リアのタイヤハウス前にはフラップを設けることでサイドを流れる空気を車体から剥がすと同時に、負圧を生むことでタイヤハウス内の空気を引っ張り出す効果もある。

 

 さらにフロントスポイラーは任意に上げ下げできるので、車速が高いときには下面へ流れる風が生む負圧を有効に使うことができる。反対に街中走行ではロードクリアランスをキープすることも可能で、ここは例えばカメラやセンサーと連動させれば、輪留めなどがあった際に自動で上げることも可能だ。

イルミネーションがクルマを未来に移動させる

 また、先進的な部分ではスポイラーやホイール、それに垂直尾翼に取り入れられたイルミネーションを効果的に使用しているところもポイントだ。

 さらにフロントバンパーの正面両サイドにはフロントスポイラーの稼働状態にあわせて幾何学的な模様が浮かび上がるようになっている。なお、この透過照明は絵柄や色、表示するタイミングを自由に設定できるので、EV車などでは走行モードを表したりとクルマが何かを表現することができるのだ。

 

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