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改造車の買取査定は今でも激安? 高額査定を可能とするパーツ&売るときのノウハウとは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

車種やパーツによってケースバイケース

 クルマは、お金をかけて改造するほど価値が下がる傾向。一度はそんな話を聞いたことがあるだろう。しかし、パーツや少しの工夫でプラス査定になるケースもある。せっかくの愛車を少しでも高く売るためのノウハウを紹介しよう。

 手間もお金も愛情もたっぷり注いでカスタマイズした愛車を手放すときは、少しでも高い値段で売りたいのが人情。しかし昔から「ノーマルがもっとも高く査定される」とか、「イジればイジるほど査定が下がる」という話がまかりとおっている。確かに大半の改造が違法とされていた時代はそうだった。でも現在は合法のパーツが飛躍的に増え、かつカスタムが昔より一般的な趣味となり、改造車だから買い叩かれるとは限らなくなったのも事実だ。

 最大の理由は「買取専門店」の存在。昔は自動車メーカー系ディーラーで下取りしてもらい、新しいクルマに乗り換える人が多かった。ディーラーは当然ながらフルノーマルの状態が高査定に繋がり、また新車販売がメインなので高価買取は難しい傾向。それに比べて買取専門店は高値で買取できる。それは独自の販売ルートを持っていたり、カスタム好きなユーザーに直接販売することもあるので、査定額を高くしても十分な利益が見込めるというわけだ。スポーツカーやミニバンなどの専門店が高く買い取れる理由も同じなのである。

 続いて、装着しているパーツのメーカーやブランドについて。例えば「BBS」のホイールや「レカロ」のシートなど、誰もが名前を知っているような一流のブランドメーカー品、または「モデリスタ」や「無限」といった純正オプションのエアロパーツは、総じてプラス査定される可能性が高い。そして、デザインやカラーでいえば奇抜ではなく、好みが別れない無難なタイプのほうが販売しやすく査定に好影響を与えやすいと、某カスタムカー専門の買取店が話してくれた。

 とはいえ、愛車をチューニングやドレスアップする際、買取額が高くなることを理由にパーツを選ぶ人は少ない。「プラスになればラッキー」くらいに考えたほうが、カスタムをより楽しめるのではないだろうか。

 なお、基本中の基本として査定を依頼するときは、クルマはできるだけキレイにしておくこと。よほど顔なじみの店じゃなければ、そのクルマがどう扱われていたかの判断は、外装や内装の見た目でも大きく左右される。そもそも汚いクルマを、大事に扱われていたと判断し高く買い取れるだろうか。査定する相手の心象をよくすることも忘れてはいけない。

 また評価のポイントが店によって異なる場合もあるし、特定の車種やジャンルを集中して買い取る期間もある。必ず複数の店舗をまわって査定額を比較しよう。いまやネットで複数の買取査定が可能で、なかには自宅までチェックしに来てくれる業者も多い。よほどマニアックな改造車は別として、個人でインターネットのオークションに出品するよりは、手間がかからず名義変更などのトラブルが起きる可能性もはるかに低く安心だ。

*写真はイメージとなり、本文の内容とは関係ありません

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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