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全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2020」 奴田原文雄&佐藤忠宜選手が優勝

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

ベストタイムを「横浜ゴム」が独占

 2020年のモータースポーツもシーズンインというタイミングを迎えたものの、F1、WRC、インディカー、そしてNASCARまでも開催中止や延期が相次ぐ状況となっているが、日本国内では3月14日~15日の2日間にわたって「新城ラリー2020」が開催となった。

 今季の全日本ラリー選手権は、開幕戦となる2月の「Rally Tsumagoi」がキャンセルされたため、今回の新城ラリーが実質的な今シーズンの開幕戦。ところが、先の状況と同じく、新型コロナウィルス拡大の影響で開催はされたものの、無観客試合という措置となった。

 JN-1クラスに参戦する奴田原文雄選手は「開催されただけでも良かったと思っています。主催者の皆さん、地元の関係者には感謝したいですね。選手としては走れる環境を作っていただけたことが、非常にありがたい」と、今回の無観客試合での開催についてコメント。

 そして迎えた新城ラリー2020初日のLEG1。前日までの好天から打って変わって、非常に肌寒い雨の一日となった。首都圏で見られたような降雪まではなかったものの、雨量は多く、午後になっても完全にウエット路面のままLEG1は進行する。

 JN-1クラスの「新井敏弘/田中直哉選手組(スバルWRX STI)」が先頭で、続いて「新井大輝/小坂典嵩選手組(スバルWRX STI)」、「奴田原文雄/佐藤忠宜選手組(三菱ランサー エボX)」の順で、今回新たに設定されたSS(スペシャルステージ)1の「舟着」へマシンを進めていく。

「雨量は多くて滑りやすい」というこのコースで、まず奴田原組がトップタイムをマーク。続くセカンドベストは新井敏弘組、そして「柳澤宏至/保井隆宏選手組(スバルWRX STI)」が続く。一方、地元の「勝田範彦/石田裕一選手組(スバルWRX STI)」は、この「舟着」でのマシントラブルでリタイアを喫してしまう。

 その後の、SS2「ほうらいせん一念不動」、SS3「鬼久保」ともにトップタイムは奴田原組。そして新井敏弘組がセカンドベスト。それに新井大輝組が続く形でセクション1を終えた。

 SS1で車両出火があったことから、その同じコースを使うSS4「舟着」は中止となり、SS5「ほうらいせん一念不動」、SS6「鬼久保」の2ステージでセクション2を実施。結果、この日のトップは奴田原組となった。

 初日の雨も競技が終わるころには上がり、翌15日(日)は、相変わらずの寒さだったが、朝から好天に恵まれる一日となる。木々が茂り、コースサイドには苔や泥が堆積している雁峰西の路面はウェット。そして本宮山の谷戸部分を走る鬼久保は、すでにほぼドライへと路面は改善しており、タイヤ選択の難しい一日となった。

 この日は、「雁峰西」と「鬼久保」の2つのセクションでの4ステージ。最初のステージであるSS7「雁峰西」をトップで走り切ったのは、またしても奴田原組、続くSS8「鬼久保」でもトップタイムを叩き出す。

 結果、全9ステージ中、SS5(2番手/+1.5秒)とSS6(3番手/+7.5秒)を除く7ステージでトップタイムをマークした奴田原/佐藤組が、昨年第9戦岐阜高山に続く優勝。2014年以来6年ぶりに新城での勝利を遂げることとなった。

 2位には、SS5でトップタイムだった新井敏弘/田中組、3位は、SS6でトップだった新井大輝/小坂組が入り、トップ3、そして全スペシャルステージのベストタイムを「横浜ゴム」が独占した。

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