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運転の上手い下手が一目瞭然! クルマの動きが良くなる「アクセルとブレーキの上手な踏み方」

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

この記事をまとめると

■運転が下手な人は速度が一定にならない
■アクセルコントロールで速度を保つこと
■最後にブレーキをスッと抜くことで停車時も安定

踏むときは踏み、抜くときは抜く

 クルマの運転でアクセル、ブレーキといったペダル操作(ペダウワーク)というのはけっこう難しく、運転の巧拙がはっきり出るところ。上手い人というのは、スッと加速して、スーッと減速ができる。つまり、アクセルワークとブレーキワークで差がつくということ。タクシーやバスに乗って「なんだよ、この運転手、運転が下手くそだな~」と思う原因は、加減速がギクシャクして安定感がないことがほとんどだ。

 逆にいえば、ペダルワークの「上手い・下手」はドライバー本人よりも、助手席の同乗者の方がよくわかっているともいえる。では、どうすれば同乗者から「運転が上手い」と思ってもらえる運転ができるようになるのか。

 まず、アクセルとブレーキに共通して言えるのは、どちらのペダルもスイッチではないということ。ペダルワークがヘタな人というのは、どうも昭和時代のデパートの屋上遊園地にあった電動ゴーカートのように、ペダルはONとOFFだけの機能しかないような操作になりがちだ。操縦(ドライビング)と操作(オペレート)は似て非なるもの。

 上手い人はアクセルを踏むときは踏み、抜くときは抜く。しかもペダルストロークの中間付近のコントロールが上手い。例えば信号が青に変わってスタートするとき。最初の出だしがえらくゆっくりで、巡航スピードまでダラダラ加速。そのうち前のクルマに追いついてアクセルを戻し、しばらくすると車間距離が開いてまた加速……。こういうアクセルワークは下の下のレベル。加速するときはある程度思いっきりよくアクセルを踏んで、巡航速度に達する少し前からアクセルを緩めはじめて、巡航速度になったらアクセルをキープする。

 とくに空いている高速道路なら、直線だろうがカーブだろうが上り坂だろうが下り坂だろうが、ずっと100km/hなら100km/hという速度を、アクセルワークだけで維持できるようになればホンモノ。それにはまず目線が遠くて、視野が広くないとダメ。さらにクルマの流れ、速度の流れを予測する力も大切だ。

 まわりが一定の速度で走っているのに、アクセルを踏んだり離したり、ときどきブレーキまで踏むような走りになる人は行き当たりばったりで、直近しか見ていない証拠。そういう人ほど、アクセルペダルのストロークのうち、0~20%、30%付近のところしか使っていない傾向がある。

 少なくともハーフ=50%ぐらいまでは、普段の加速時も踏むようにして、どれぐらい踏めばどれぐらい加速し、どれぐらい戻せばどれぐらい減速するかという感覚を身体に覚え込ませることが必要だ。

 さらにできれば、アクセルストロークも10段階ぐらいに分けて認識し、コントロールできるようになりたい。大事なことは、加速(減速)の連続性で、断続的にならないことを目標にしよう。

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