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維持費が安い軽スポーツ「アルトワークス/コペン/S660」の魅力

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: SUZUKI、DAIHATSU、HONDA、Auto Messe Web

新車で買えるキャラクター違いの3台

 いま、軽自動車のスポーツモデルが熱い。手ごろな価格と安い維持費、振りまわして遊べるパワーで、現行モデルが多いと魅力はたっぷり。軽スポーツの購入を考えている人に向けて、「アルトワークス」「コペン」「S660」の魅力を改めて考察したい。

 現時点で新車を購入できる軽自動車のスポーツモデルは3車種。スズキのアルトワークス、ダイハツのコペン、ホンダのS660と、メーカーや個性はバラバラなのだが、いずれも魅力だらけで選ぶ側としては嬉しい悲鳴だ。各車のキャラクターを分析しつつ、ハマるであろうユーザー像を考えてみよう。

スズキ・アルトワークス

 まずはアルトワークス。ベースが大衆車のアルトというだけあり、オールマイティさでいえば間違いなくダントツの1台だろう。5ドアのボディでリアシートを備え、荷物を積むスペースも必要にして十分。通勤や通学といった街乗りは当然ながら、ファミリーカーとしての実用性も高い。 また、車重が670kg(5速MT&2WD)と驚異的に軽く、運動性能や燃費にも好影響を及ぼしている。価格も3モデルのなかで最もリーズナブルであり、中古車の流通量も多く探しやすい。1台で何もかもこなしたいユーザーならばアルトワークス一択かもしれない。

■アルト ワークス 153万7800円〜(税込)

 

ダイハツ・コペン

 次は2014年にデビューした2代目のダイハツ「コペン」を見てみよう。チューニングするベース車としての人気は初代(L880K)に及ばないが、基本設計が新しいだけにシャシー性能や快適性はコチラのほうが格段に上。外装でも斬新なアイディアを採用しており、以前から設定があったローブ/エクスプレイ/セロに加え、2019年10月からはトヨタが第4のモデルとして『コペンGRスポーツ』を発売している。 いずれも外装はまったく異なるパーツを使用し、各部を任意で交換できる『ドレスフォーメーション』は唯一無二のシステムだろう。好みのスタイルを選んでさらにドレスアップしつつ、オープンエアを楽しみながらツーリング、といったスタイルがよく似合うといえる。走りもしっかりとしたボディで確かなハンドリングを実現。特筆すべきではないものの、ロングドライブも苦にならないはず。 なお、トランクなどの広さは同じオープンカーでもホンダのS660よりも広く、ファーストカーとして使用しているユーザーも決して少なくない。

■ダイハツ・コペン 188万6500円〜(税込)

 

ホンダ S660

 最後は先述の「S660」だ。フロントにあるトランクこそ狭いものの、ミッドシップ&後輪駆動はスポーツカーの王道といえるレイアウトで、理想的な前後の重量配分と低重心による鋭いコーナリングを実現。「他が乗用車ならS660はフォーミュラカー」と形容する人もいるほどで、チューニングやサーキット走行を楽しんでいる層からの支持は絶大だ。

 ドライビングの精度を高めるようデザインされたペダルの位置、操作性を追求した小径のDシェイプ型ステアリングなど、コクピットの作りもドライバーのやる気を盛り上げてくれる。ただし、200万円を超える車体価格やオープンカーのコペンと比較しても少ない積載量など、あくまでも趣味のクルマとして選んでいるユーザーが多いのも事実だ。

■ホンダ S660 203万1700円〜(税込)

 このようにアルトワークス/コペン/S660と三者三様の魅力があるだけに、自分の趣味嗜好や家族の人数などもシッカリ考慮したうえで、カーライフを彩ってくれる相棒として迎え入れたい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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