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オラオラ顔ならぬ「オラオラ尻」が急増! 近寄り難いオーラを放つ強烈バックシャン車

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TEXT: 佐藤知範  PHOTO: Auto Messe Web編集部

あおり運転厳禁なパンチ力を持つ5台

 近ごろのクルマはいわゆる「怒り顔」が多い。細く吊り上がったヘッドライトに、大きく押し出し感のあるフロントグリル。空力性能を高めるためかバンパーも立体的で、とにかくイカツいのだ。ミニバンやSUV、軽自動車にまでこの流れが来ているのは周知の通り。だが、リアビューはどうだろうか?

 例えば「オラオラ顔」の代表格、トヨタのアルファードとヴェルファイアは、意外にもリアまわりはスッキリしている。地味とはいわないまでも、派手なフェイスに比べるといささか寂しい。ノアやヴォクシー、セレナ、デリカD:5などのミニバンも同様で、軽自動車もリアビューは軒並みシンプル。顔が怖くて思わず道を譲ったけど、後ろ姿は…アレ? なんか普通だね、という感じだ。 そんな中、オラオラ顔ならぬ「オラオラ尻」できっちり勝負してるクルマたちがいる。何台かピックアップして紹介していこう。

トヨタ・プリウス

 まずは身近なところでプリウス(50系)。先代の30系まではコレといって見どころのないリアビューだったが、現行モデルになってガラリと変貌。まず、テールランプがブーメランのように尖った形状になったのがポイントで、前期は下方向に、後期は横方向にシュッと伸びており、非点灯時でも突き刺さって来そうなインパクトがある。 さらにリアバンパーのボトムには台形の黒いガーニッシュを装着。視覚的なヒップアップ効果が生まれ、30系までのボッテリした安産型からスラリとしたモデル体型のバックシャンへとイメチェン。なんとなく速そうにも見えるので、4本出しのマフラーでも合わせれば、よりオラついた雰囲気になりそうだ。

 

トヨタ・クラウン

 このフロントマスクにもすっかり見慣れてきた感のある現行クラウン(220系)。スポーティな”RS系”グレードのリアバンパーはとにかくアグレッシブだ。下まわりの黒いガーニッシュは両端を立ち上げたM字型で、外側いっぱいにリフレクターを斜めに配置。その下に4本出しマフラーがセットされる。

 また、中央にはリアフォグ(純正OP)を装着できるなど、まさに社外エアロパーツ並みの内容。若返ったクラウンだけに、アフターパーツの開発者は泣きたくなるだろう。 さらにテールランプもヘッドライトと呼応するような細目&吊り目で、リアビューはフロントに負けじと怒り顔。真っ赤な目にワイドな口、牙のようなリフレクター。むしろリアの方がイカついのかも知れない。

 

レクサスLX

 現行ランドクルーザー(200系)がベースの「LX570」。レクサスでおなじみのスピンドルマスクになっているのがランクルとの大きな違いだが、リアもけっこう異なる。テールランプがシャープなカタチになり、上部にL字のメッキガーニッシュを装着して高級感をアップ。バンパー自体も裾を広げて中央には頑丈なアゴのようなプロテクターを加えたほか、リアウイングも標準装備される。

 結果、あまりパッとしないランクルに比べ、威圧感たっぷりのリアビューになった。 とはいえデザイン的にはいい意味で派手さはない。もともと大柄でゴツいクルマだけに、ちょっとしたパーツが追加されるだけで迫力が倍増しているという印象。ガタイがいい人のサングラス姿が強そうに見えるのと同じ現象かもしれない。

 

日産GT-R

 リアがイカツいといえば日産の「GT-R(R35)」も外せない。2008年の登場時から基本デザインは大きく変わっていないが、中期→後期(現行)と少しずつ進化し、よりシャープなものに複雑化している。

 特に下まわりはVモーショングリルを上下反転させたようなディフューザーと、大口径マフラーが目を引く。よく見るとテールエンドはハニカムメッシュのカバーから突き出る構造になっていたりと芸も細かい。

 今どきは「無音」のクルマが多い中、エキゾーストノートもかなりパンチが効いている。きっと知らない人からすればGT-Rは完全に改造車。だが、それがいい。

 

ホンダ・シビックタイプR

 ここまで来るとカスタムカーでも太刀打ちできないレベル。90年代を彷彿させる巨大なリアウイングに、高圧ガスを噴出するスラスターのような左右開口部、センターにまとめられた不思議な異口径トリプルマフラーなど。代を重ねるごとに独自の進化を遂げ、振り返れば遠くまで来てしまった「シビック・タイプR」だ。よく「ガンダムみたい」と評されているのも頷ける。 現在でも時折ニュースになるあおり運転だが、このタイプRに挑む人はまずいないはず。そういう意味では最強の「オラオラ尻」なのかも知れない。あなたにとって最強の”オラ尻”はなんでしょう。

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