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人気のSUVをワイルドに演出するアルミホイール!ナイトロシリーズに新作2モデル登場

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TEXT: 木村隆之(KIMURA Takayuki)  PHOTO: 稲田浩章、マルカサービス

プレミアム・ヘビーデューティという提案

 重要保安部品であるホイールの安全・安心思想を掲げるマルカサービスのMIDコンセプト。プレミアムからスポーティ、そしてシックなデザインなどをさまざまなラインアップするが、そのなかでもワイルド感溢れるSUVにピッタリなのが「ナイトロパワー」だ。同シリーズの中でも、オススメしたい注目の新作2モデルを紹介したいと思う。

 ナイトロパワーは、ニトロ→NITRO→ナイトロというそのネーミングからも感じるとおり“アメリカンパワーデザイン”をコンセプトに開発。SUVや4WD車がターゲットで、6穴モデルならトヨタのランドクルーザー・プラドやハイラックス、ハイエース、5穴モデルなら日産エクストレイルやトヨタRAV4、三菱デリカD:5といった、アメリカンなテイストが似合うヘビーデューティなクルマのドレスアップに似合うプレミアムブランドだ。

 

【ナイトロパワー・デリンジャー】
太くて力強いスポークに刻まれた繊細なライン

 ナイトロパワーの1.stモデル、クロスクロウからのDNAを受け継ぐディープリムを装備したのが“デリンジャー”だ。デリンジャーとは“拳銃”の名称から来ている。ホール周りのディテールは、まさに拳銃のトリガーがモチーフとなっており、昨年にアメリカで開催されたSEMAショーでもトレンドとなっていた本場アメリカンデザインのヒネリ要素を大胆に盛り込みツイストデザイン化した意欲作だ。

 Y字スポークの左側をセンターから対角線上に伸ばし大胆なヒネリ形状を採用しているにも関わらず、クセのないシルエットを実現しているのもそのポイント。

 各スポーク間に設けられたV字型のホール部分は、5穴に対しては5スポークに、クロカン4WD車などの6穴に対しては6スポークと設定するなど、車種やサイズによって専用デザインを採用した2種類のディスク形状を用意している。同じホイールに、通常ここまでのデザイン変更を行うのは、そこに掛かる手間とコストを考えればかなりのレアケースだが、デザインの完成度へのコダワリなのだ。 スポークの内側にはマシニングされたような細いミゾが彫り込まれた“スカルプチャーデザイン”を採用。スポークは骨太だが、まさにシャープで細く見えるのはそのギミックのタマモノといえる。

 もうひとつの演出として、リムフランジの面を大胆にデザイン訴求のアクセントに使用しているのもポイント。スポークのディテールがリムエンドまで連続して続くデザインで、そのリムへの立ち上がり部分を、敢えて角度を寝かせてサイド面を目立たせ、力強く鋭いツメがリムを掴んでいるかのような印象に見せるという凝りようだ。

 チャレンジングに攻めたデザイン、まさにMIDの魅力のひとつはこの“デザイナーの感性”に忠実に仕上がっている点も大きい。他社にありがちな企画段階で数多くのフィルターを通過する内に平凡に落ち着くということがない。MIDの数々のホイールがデザインコンシャスなまま世に出やすいのはこういった点にもその理由があるのだ。

■カラーバリエーション:セミグロスブラック/フランジピアスドリルド、ブラックメタリックポリッシュ/ブラッククリア/フランジピアスドリルド、セミグロスブラックポリッシュ/フランジピアスドリルド
■サイズ:16×7J20×8.5J
■価格:3万60006万1000円(税別)

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