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プロ野球優勝パレードで使われたクルマや往年のスポーツ&スーパーカーのミニカーが発売!

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: 青島文化教材社、インターアライド、京商

どれもコレクションをする楽しみがある

 手にとってじっくり眺められるミニカー。ここ数年で各社から発売される車種も豊富になり、充実したラインナップとなっている。そこで今回は3ヶ月以内に3メーカーからリリース発売予定のホビーアイテムを紹介しよう。

【青島文化教材社】

「1/24 トヨタ ZN6 TOYOTA 86‘16」と「1/24 トヨタ AE85 カローラレビン1500SR‘85」、さらに「1/24 トヨタ AE86 スプリンタートレノGT-APEX ‘84」の合計3モデルがアオシマの“ザ★モデルカーシリーズ”シリーズにラインアップされた。6月に発売予定だ。

 トヨタ86(ZN6)はトヨタとSUBARUがタッグを組んで開発した2012年デビューのスポーツカー。SUBARUブランドのBRZ(ZC6)とともにスポーツカーのカルチャーを21世紀の日本で育てた功労者だ。

 またスプリンタートレノGT-APEX(AE86)は、カローラレビンのGTシリーズとともに1983年から87年まで生産された伝説の名車。この“ハチロク”の愛称に対するオマージュが、現代のトヨタ86のネーミングに反映されている。

 最後にカローラレビン1500SR(AE85)は1.5リッターのSOHCを搭載。わずか85馬力のため、1.6リッターDOHCの名機4A-G型を搭載して130馬力を発揮するAE86には大きく劣るが、スタビライザー付きのリアサスペンションは共通している。車重は1500SRのほうが軽いため、エンジン載せ替えやターボ装着などの改造のベース車には好んで使われた逸話のある名車だ。

 モデルカーとしてのトヨタ86は専用デカールが用意され、車高調整が可能。純正アルミホイールと17インチのブリヂストン製タイヤ、FA20エンジンあたりは実車を忠実に再現している部分だ。ユニークなのは前期型と後期型、右ハンドルと左ハンドルは選択式となっているところ。価格は3400円(税別)。

 次にAE85のレビン1500SRには専用デカールを用意。純正のエアロパーツにスチールホイール、リアのドラムブレーキも再現されている。さらにAE86のトレノGT-APEXにも専用デカールを用意。前期型の純正リップ、4A-G型エンジン、純正アルミホイールは年式にしたがって忠実に再現され、タイヤは1500SRと同様に14インチの185幅となっている。こちらのAEシリーズの2台の価格はともに2800円(税別)。

【インターアライド】

 5月に発売予定の「1/43 MAZDA ATENZA PARADE CAR(2015)」は、各省庁の交通安全イベントやプロ野球優勝パレードで全国的に知名度が高い、マツダ・アテンザパレードカーをモデル化したもの。4シーターのオープンカーで、Bピラー部分をロールバーのベースとして活用し、後席乗員が立った場合には握りやすい形状としている。

 また後席フロアを20cm、シート座面を40cmも底上げして、後席の人が座った状態でも沿道から顔がしっかり見えるように工夫されている。2016年からプロ野球セリーグで広島カープが3連覇を飾ったときも、その優勝パレードで大活躍した。

 なおこのパレードカーは開発期間わずか半年で完成に漕ぎ着けたとのこと。そのエピソードが、マツダの公式ブログで紹介されているので、興味を持たれた方はぜひご一読を。

 今回は少量生産ハンドメイドディスプレイモデルの「ハイ・ストーリー」シリーズでのモデル化なので、ベース車両のアテンザのフォルムやインテリアも精密に再現されている。レジンと合成樹脂による1/43スケールで、パッケージサイズは168mm(W)×75mm(D)×72mm(T)。マツダに商品化許諾も申請中だ。ボディカラーは2色で、実車と同じソウルレッドプレミアムメタリックとスノーフレークホワイトパールマイカを設定。価格は9800円(税別)。

 もう1台、「1/43 MAZDA BONGO FRIENDEE RF-V(1995)」は、そのデビュー当時大いに話題を呼んだボンゴフレンディのモデルカーだ。通称はフレンディと省略されて呼ばれ、キャブオーバーワゴンの3代目ボンゴとボンゴブローニィの後継モデルとして1995年に登場し、2006年に販売を終了している。ごく普通のワゴンボディのフレンディもあるが、やはり話題の中心はモデル化されたオートフリートップ(AFT)仕様だ。

 ドイツに本拠を構えるべバストが開発したこのAFTは電動で昇降し、大人2名が就寝できるほど広いスペースを屋根の上に出現させる。キャンピングカーとしてはじつにゴージャスな仕掛けで話題を呼んだ。このべバストは後にNCロードスターのRHT(リトラクタブルハードトップ)も手がけている。また当時はマツダを傘下に収めていたフォードからも、「フリーダ」という姉妹車が発売されていた。

 今回は少量生産ハンドメイドディスプレイモデルの「ハイ・ストーリー」シリーズでのモデル化。最大の特徴であるオートフリートップ展開状態をパーツ差し替えで実現し、さらにフォルムやインテリアも精密に再現している。レジンと合成樹脂による1/43スケールで、パッケージサイズは168mm(W)×75mm(D)×72mm(T)。マツダに商品化許諾も申請中だ。

 ボディカラーは4色で、すべてサイレントシルバーメタリックと組み合わせられる2トーン。ブリリアントブラック/ソロモンブルーマイカ/ニートグリーンマイカ/シルバーストンメタリックから選択できる。価格は9800円(税別)。5月に発売予定だ。

【京商】

 最後に紹介するのは、GT SPIRIT Asia Exclusiveシリーズの最新作「GT SPIRIT 1/18スケール レジンモデル LB★WORKS 308 Asia Exclusive」。通常とは異なるブラックを基調にしたパッケージが目印で、きわめて入荷数が少なく、かつ人気の高いレジンモデルなので売り切れは必至。

 マニアの方はぜひ早めのチェックをお願いしたい。今回は1975年から1985年まで生産されたフェラーリ308を、愛知県に本拠を置くボディワークの達人、リバティウィークがモディファイした“LB★WORKS”仕様のモデル化だ。

 ピニンファリーナの傑作と言われる流麗なシルエットが、リベット留めのオーバーフェンダーでスパルタンにイメージを一新。モノトーンの処理も唸らされる。フェラーリ・ファンには物議を醸すであろうことは承知の上の大胆な1台だ。

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