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【クルマが発するSOS】身体と耳で感じる故障の予兆パターン6つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

放置するとダメージが大きくなるもの

 品質が向上して壊れにくくなったとはいえ、トラブルが起こらないわけではない。近年は以前のようなメンテナンスは怠りがちであるため、比較的に新しいクルマでも故障したという話を聞く。なかでも10年/10万kmを超えると、機械的な不具合も起こらなくはない。

 故障というのはある日突然起こることもあるが、予兆があるケースも多い。「いま思えば、あのとき変な感じだった」というのは誰でも経験があるはずで、予兆の段階で気がついていれば修理も安く済んだのかもしれない。そこで今回は故障の予兆パターンについて整理してみた。

 

聞き慣れない”異音”トラブル

 まずは「異音」だ。普段しない音がするのはもちろん、タイヤのトレッド音など、普段から聞こえているものでも音質が変わったり、聞き慣れない音が混ざったりするのは、なにかが起きている現れでもある。

 例えば、「ゴー」ならば動力系やベアリング類。「キュルキュル」だとベルト類の滑りなど、音の種類もさまざま。クルマが止まっているとしなくなったりして、原因を追求するのは面倒なことも多いが、プロに頼むにしても”音の発生源”など、できるだけの情報は整理しておきたい。

 

ステアリングやボディからの”振動”

 クルマだけでなく、機械というのは「振動」を嫌う。路面からの振動のように、外的な要因でガタガタと揺れるのは別として、クルマの機能に関連しての振動は要注意。例えば、タイヤの回転に合わせてステアリングが振動するとか、ブレーキを踏むとペダルが震えるなどだ。

 また、エンジンの回転で、ある一定部分だけ振動が大きくなるというケースもあれば、アイドリング状態が最もひどい状態など、その原因は多岐にわたる。

 

エンジンの吹け&燃費が悪い

 もともと吹けや燃費が悪いというのはそういうエンジンなので、正確には昔と比べて悪くなってきた、となる。どちらもエンジンの健康状態に直結するだけに、悪くなってくるというのはなにかが起こっている証拠。具体的には点火系、潤滑系などが考えられる。

 他にもエンジンオイルの不足といった初歩的な原因からセンサー系のトラブル、エンジン本体の異常まで、さまざまな原因が考えられる。

 

シフトの”ショック”が大きい

 こちらも最初はちゃんとしていたのに、次第に悪くなってきたというのが「マニュアルミッション(MT)の入り」。さまざま考えられるが、単純に調整だけで済む場合もあるし、クラッチのオーバーホール、ミッション本体の不良まで、こちらの原因は多様だ。

 また、オートマチックトランスミッション(AT)でも、シフト操作と変速がズレてくるというのもある。例えば”N”から”D”にシフトを変更した際に、ひと呼吸遅れて入るといった感じだ。どちらにせよ、自分では解決できないトラブルなので専門店に聞いてみよう。

 

油脂類の”汚れ・臭い・色”の変化

 オイルやフルードは内部の状態を知る手かがりとなる。こちらも従来との比較になってしまうが、汚れるスピードが早くなったとか、オイルであれば鉄粉が混ざるようになったなどがある。手で触ってザラザラしているとか、オイルを抜くためのドレンボルトに鉄粉が多く付着しているなど、何らかのトラブルが起こっている可能性は高い。

 また、いつも以上に臭いがきつい場合は、シリンダーやピストンリングの摩耗が原因の可能性大。他にもオイルが白くなっていれば水の混入が考えられるなど、早急のチェックが必要だ。

 

電気系”ON/OFF”の作動不良

 故障だろうと思っていたが、スイッチをいじっているうちにオン(オフ)になって、問題解決することが多かったりする。このような電気系のトラブルは、昔ながらの「叩けば治る」的な気持ちになりやすいが、当然ながら立派な故障で次第にひどくなってくることがほとんどだ。

 その理由もスイッチそのものだったり、リレー、果てはCPUなど、原因を探るにも難しいケースが多いのも事実。電気系も含めて、機械は放っておくと直るということはないので、あしからず。

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