クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 90年代の雰囲気を併せ持つ「GRスープラ」 匠による絶妙バランスをボディキットへ
CUSTOM
share:

90年代の雰囲気を併せ持つ「GRスープラ」 匠による絶妙バランスをボディキットへ

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

巧みなメリハリで疾走感を格段アップ

 2019年に17年ぶりの復活を遂げたスープラ。チューニング業界にとっても格好の素材で、各メーカーが精力的に開発を行なっている。福島県郡山市の『アリオス』でも、いち早くエアロパーツをリリース。新しさのなかに旧モデルへの思いも込めた入魂の作品を紹介したい。

 近年はフェラーリでドリフトのイベントに参加するなどスーパーカーの印象が強いアリオスだが、国産スポーツカーのエアロパーツ開発には創業時から力を入れており、過去にはロードスターやシビックなど数々の作品を生み出してきた。

 そんなエアロパーツの名手が、久々に登場した国産スポーツを見逃すはずもない。GRスープラは実車が届く前からCGによるデザインを進めており、納車後すぐにマスターモデルの製作を開始したおかげで、「東京オートサロン2020」には市販品とほぼ同じ状態で展示することができた。 最大の特徴は前後ともにバンパータイプではなく、アンダー部分のポン付だけでグッと精悍に仕上げた点。手軽だからといって見た目の変化に乏しいワケでないし、純正バンパーとのバランスを崩さないセンスも非常に秀逸で、パッと見ただけではフルバンパーと勘違いする人も多いという。 フロントリップ左右に設けたネット付きのダクトや、リアアンダーのマフラーに合わせた丸みなど、凹凸を上手に活かしたラインは基本となる部分をアリオス代表の鈴木さんが考案。以降は海外のデザイナーと打ち合わせしながら煮詰めていったそうだ。

 さらにフロントリップとサイドステップの端に装着した、カーボンのスプリッターも大きな存在感を放つアクセントとなる。 そして特に力を入れて作ったのが、純正のダックテールを延長したリアスポイラー。ノーマルでも曲線を多様したグラマラスなシルエットだが、鈴木さんが頭に思い描いたのは先代のJZA80スープラだ。当時あれだけ大きな純正リアスポイラーは例がなく、JZA80といえばリアビューを真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。 鈴木さんもそのひとりで同じゲート型も構想にはあったが、単なる懐古主義では面白くないし、作り甲斐がない。そこで純正のシルエットを活かす方向に軌道修正、車検をクリアできるギリギリの長さ、つまりリアバンパー後端に収まるまで延長した。 完成してみれば純正のスマートさを残しつつ、適度なボリュームとシャープさを備えた、最新のスポーツカーに相応しいシルエットに。なお、製造はすべて鈴木さんが信頼する国内の工場で行ない、クオリティに関しても申し分なし。また、エアロを装着したデモカーはレンタカーとして登録してあり、保険料を混みで1時間につき8500円で借りることが可能。さらにGRスープラのコンプリートカーも製作中とか。「すでに所有している人や購入を検討している人、また単に試乗してみたい人も気軽に問い合わせて下さい」とのことだ。

【詳しくはこちら】

◎フロントスポイラー(カーボンカナード付)18万円
◎サイドステップ(カーボンカナード付)22万円
◎リヤアンダースポイラー 14万円
◎リヤスポイラー 10万円
*いずれも税別

http://www.arios.info/

すべて表示
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS