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軽自動車好き必見! じつはお手軽なエンジン載せ換えという楽しみ方

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤圭

同型式エンジンの選択肢が多い軽自動車ならではの旨味

 クルマを自我流で個性化する楽しみのひとつ、エンジンの載せ替えがある。エンジン内部をチューニングするのもアリだけれど、手軽に大パワーをゲットするなら違うエンジンに載せ替えるのも手だ。とくに軽自動車はエンジン型式が一緒で、作業も比較的カンタンかつ公認も不要というケースが多くあるのだ。巷で人気のスワップメニューを紹介しよう。

NAシングルをツインカムかターボに【ダイハツL700Vミラ】

 まずはサーキットでもドレスアップでも人気のL700Vミラの換装車から。ミラのNA(自然吸気)エンジンのモデルは、大半がEF-SEというシングルカムエンジンで、街乗りですら力不足を感じるユーザーが多い。しかし同年代でクラシックな外観が与えられたミラジーノには、EF-VEというツインカムのNAと、よりハイパワーなターボのEF-DET、ふたつのエンジンもある。

 人気の軽自動車レース『東北660選手権』には、宮城県の『Aガレージ』がEF-VEのL700Vミラで参戦している。エンジンを換装するコストを聞いたところ
「ベース車のL700Vが5~10万円くらいで、ツインカムのミラジーノも10~15万円で買えます。

 ハーネスやメーターまでツインカム用に交換するので、エンジン単体ではなく中古のクルマを丸ごと買ったほうが絶対にお得。載せ替えの工賃はお店により差があると思いますが、ウチならトータルで40~50万円が目安ですね」とのことだ。

 ターボの載せ替えも工賃は基本的に変わらず、パーツ取り車の値段がツインカムより上がるだけだ。Aガレージで製作したレース車両は、外装もすべてミラジーノ仕様になっている。重量はL700Vのままのほうが軽いけども、軽自動車のレースにおいて各クラスでいづれもチャンピオンを輩出していることを考えれば、トータルでの戦闘力はさほど大きな差がないのかもしれない。

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