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なんといまでも新品が買える! 昭和オヤジ感涙の懐かし「定番ホイール」6選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: SSR、ENKEI、Auto Messe Web編集部

往年の名作が今でも販売している!

 完成されたデザインは時代を超えて愛され続ける。自動車のホイールも同様で数十年前に発売され、現在まで続く人気のロングセラーが数多く存在するのだ。それらの『永遠の定番』をスポーツモデル限定でピックアップしてみた。

 真っ先に思い浮かぶのはレーシングサービスワタナベ、通称『RSワタナベ』のエイトスポークだ。シンプルなデザインとカラーがゆえに飽きられず、旧車を中心として根強いファンを多く抱えている。発売は1968年ともはや半世紀を超えており、ココまでの長寿モデルは世界的に見ても珍しい。

 10~17インチという幅広いサイズ設定や最大12Jの超ディープリム、そして軽量なマグネシウム製と選択肢が多いのも大きな魅力。また人気マンガ『頭文字D』のAE86に装着され、新たなファン層を獲得したことも大きなトピックだ。

 それには及ばないが長い歴史を持つことで知られるのが、SSRの『フォーミュラメッシュ』だろう。1981年に発売され一時は絶版となるが、2014年からファンの声に応えるカタチで復刻した。

 目が細かいメッシュや中央の星型デザインは当時のまま、最新のクルマにも対応すべくサイズは16/18/19インチに。SSRは同じ『フォーミュラ』ブランドの人気モデル『マークIII』も、若干の変更を加えた『マークIIIネオ』として復刻させている。

 老舗メーカーのひとつワークでは『マイスター』シリーズが長い歴史を持っている。始祖といえるのは数々のレースに投入された5本スポークの『CR』で、現在も3ピースの『CR01』や同様のデザインを採用した『S1』などが販売中だ。エンケイは『ネオクラシック』なるブランド名で、往年の名作を最新の技術でブラッシュアップ。

 1982年に発売された『アパッチ2』と『メッシュ4』に加え、1968年に登場した『ディッシュ』の3モデルをラインナップしている。いずれもデザインを忠実に踏襲しつつ、精度や強度は最新モデルに匹敵しており、現行の軽自動車やSUVなどにも履けるサイズ展開が嬉しい。

 最近になって復刻したレース系ホイールはウェッズの『レーシング』だ。EP71やEP82スターレットのワンメイクレースで高い人気を誇り、当時はレギュレーションで14インチだったが復刻版は15インチ。ちょっと古めのコンパクトカーから現行車までよく似合い、販売はウェッズのオンラインショップ限定となっている。

 最後は海外ラリーで圧倒的な知名度を残した、OZの『ラリーレーシング』で締めたい。1990年代にST165やST185セリカが装着し、WRCを席巻した活躍を覚えている人も多いはず。コチラも一時は絶版となっていたものの、現在は17/18/19インチが再販されているのだ。跳ね上げた砂利などに起因する足まわりやブレーキのトラブルを減らしつつ、熱がこもらないよう設計された独特のデザインは、機能美という表現が相応しく今も色褪せない。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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