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意外な危険だらけ! クルマでアウトドアに行くなら知っておくべきことと積むべき装備

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、写真AC

水辺近くにクルマを止めるのは絶対にNG

 準備万端、道幅の狭い道もクリアし、いよいよ目的地に到着。そこで注意したいのは、区画整理されたキャンプ場ではなく、湖のほとりや川辺、斜頸地でのクルマの置き方(駐車の仕方)である。4WDであろうと、車重の軽いクルマであろうと、水辺近くにクルマを止めるのは、絶対にNGだ。

 できるだけ水際に止めたくなる気持ちは分からないでもないが、土の路面だと水分を多く含んでいるため、時間がたつと車重によってクルマがグングン沈んでいき、脱出できなくなる可能性大。

 実際、山中湖湖畔(非キャンプ場)で、水際にコンパクトカーを止め、写真撮影しているうちにクルマが沈んで、動かせなくなった事例を見ている。水際でなくても、雨でいきなり地面がぬかるむケースもあるから、その対策としてスコップや古毛布などの脱出アイテムを持っていくと安心だ。

 海や川のように、水位が変動する水際は特に要注意。ここなら大丈夫だと思った場所でも時間や天候などによって増水し、気づくと海の中、川の中・・・・・・なんていう可能性がある。水辺のアウトドアライフでは、水際から十分すぎるほど、距離をとり、しっかりとした(硬く、水面下にならない)地面の上にクルマを止めることが鉄則。

 もちろん崖の下、雷が落ちそうな大木の下、そして斜頸地にクルマを止める、川の中州にクルマを乗り入れる、テントを張る、というのも危険すぎる絶対にNGな行為である。

クルマの向きは避難方向に頭を向けておく

 アウトドアでは、クルマを止める向きにも注意を払いたい。というのは、天候の変わりやすい山岳地では、突然の大雨、強風などによる天候リスクはつきもの。最悪の場合、いち早くその場から”あらかじめチェックした” 安全な場所に避難しなければならない緊急事態もありうる。

 それを想定すれば、クルマの向きは、出口方向というか、避難方向に頭を向けておくのが正解だろう。前に進めず、バックで急発進しなければならないとすれば、駆動力がかかりすぎてスリップ、タイヤが地面を掘ってしまう悪循環に陥りやすいからだ。

 つまり、前進でその場から出られる向きにクルマを停める、ということだ。SUVやワゴンなら、車体後部を出口、避難方向とは逆の水辺などに向けておくのは、バックドアを開けたラゲッジスペースからの眺めの良さもあって、むしろ好都合ではないか。

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