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【NASCARトラックシリーズ】HRE16号車は5戦連続トップ10フィニッシュ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

終始上位争いを展開するも レース終盤のイエローコーションに翻弄される

 アメリカ・フロリダ州にあるのホームステッド-マイアミ・スピードウェイでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES(トラックシリーズ)の第5戦が、現地時間6月13日の午後7時30分から開催。コロナ禍の下、今回も無観客・練習走行と予選はなし・決勝レースのみを行うレースフォーマットを採用した一戦となった。 このナスカーのシリーズで唯一の日本人オーナーチームである服部茂章氏率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」もこのトラックシリーズのホームステッド戦に参戦。#16 United Rentals TOYOTA TUNDRAをドライブするのは若手のオースティン・ヒル選手となる。 ホームステッド-マイアミ・スピードウェイは1周1.5マイル(2.4km)の、ターン1-2と3-4が同じ形のペーパークリップ形をしたオーバルコース。コーナーのバンク角は18~20度(コースの内側から外側にかけて角度が高くなる「プログレッシブバンク」である)。

 新型コロナウィルス感染防止のため、予選は行わず、決勝の上位グリッドは、シリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、16号車は1番を引き当て、ポールポジションからのスタートとなった。 夕やみが迫る午後7時半に134周(第1・第2ステージ各30周、最終ステージ74周)で争われるレースはスタート。ポールスタートの「#16 United Rentals TOYOTA TUNDRA」は、序盤からトップを快走し、この第1ステージを3位でフィニッシュ。そのステージコーションで給油と4本のタイヤ交換のピットイン。

 このブレイクでは、コース上にとどまる車両も多かったため、第2ステージは11番手からのスタートったが、リスタートと同時にオーバーテイクを駆けた16号車は一気に3番手にまでジャンプ アップ。この第2ステージはそのままチェッカーを受け、このステージブレイクでもフルサービスのピット作業を行って5番手のポジションに16号車を戻す。 66周目にスタートした最終ステージでも、スタートと同時にジャンプアップで2番手に順位を上げると、安定してこのポジションをキープ。しかしレースも100周を終えると荒れた展開へと一変する。

 104周目にピットロード入口で起きたクラッシュによるイエローコーション下でヒル選手はピットインし5番手でコースに復帰する。レースはこの後15分間の赤旗中断を経て108周目から再開。

 しかし残り12周となったところで、またしてもイエローコーションが出された。残り周回数も少なかったが、上位陣のすべてのチームがタイヤ交換にピットに帰ってくる。HREチームも16号車をピットに戻したものの、新品のタイヤは残っておらず、摩耗の少ない中古タイヤに交換して16号車を送り出す。 残り7周でレース最後のリスタートが切られたが、残念ながら中古タイヤと新品タイヤ勢とのスピード差は歴然で、ポジションキープは難しく、7位でチェッカー。今季初優勝はまたしても逃す結果となってしまったが、開幕から5戦連続のトップ10入りでシリーズポイント・ランキングではトップを維持している。 引き続きHREは、6月27日(土)にペンシルベニア州にあるポコノ・レースウェイで開催される「GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES」第6戦「Pocono Organics 150 to benefit Farm Aid(60周/150マイル)」に参戦する。

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