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「スポコン」「顔面スワップ」! 懐かしがったら「マニアオヤジ」確定のクルマ用語5つ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

時代の流れで使われなくなってしまった言葉も

 クルマの世界でも、マニアの間だけに通じるフレーズがいくつかある。かつてカー・エンスージアスト=エンスー(熱狂的なファン)という言葉もあったように、今となっては死語となりつつある用語もあるが、そうしたマニアックなフレーズの中から、ちょっと懐かしい言葉を拾い上げてみよう。

1)コンペティションサークル

 コンペティションサークルというのは、ゼッケンサークルのこと。1960年代のレーシングカーには、ドアの部分に大きな丸いゼッケンシールが貼られていたので、旧車をレーシングカーのイメージでドレスアップするときには、コンペティションサークルを貼った。

 いまはサーキット走行会で配られるゼッケンも、だいたい四角で、サークルタイプ=円型のゼッケンはまず見かけない……。

2)2by2(ツーバイツー)

 4人乗りのスポーツカーで、申し訳程度にリアシートがついているクーペのこと。S30~Z32までの歴代フェアレディZが一番身近な2by2で、ポルシェ911やトヨタ80スープラ、マツダRX-7、トヨタ86/スバルBRZなども2by2と言える。

 最近は「2+2」という言い方の方が一般的かもしれない。ちなみにZ32の場合、2シーターは全長4310mm、2by2は4525mm、ホイールベースも2シーターが2450mm、2by2が2570mmと別物だった。

3)F1タービン

 1980年代、1.5リッターターボでF1を席巻した頃のホンダエンジンに採用された「IHI製F1用タービン」がベースとなった“RX6タービン”(一部)のこと。ボールベアリングタービンの先駆けで、当初は一基40万円以上もする、憧れのタービンだった。

4)顔面スワップ

 クルマのヘッドライトやグリル、パンパーなどを他車から流用して、違うクルマの顔を移植するカスタマイズ。180SXにS13型シルビアの顔を移植した“シルエイティ”や、その反対の“ワンビア”などが有名。

 シビック(EK9)+アリストのフェイスや、80スープラ+R33顔、70スープラ+ソアラ、WC34ステージア+ハコスカ顔のハコステ、CR-V+R34GT-R顔、M35ステージア+R35GT-R顔、ステージア+Z33顔、86+BRZ顔など、その組み合わせは多岐にわたる。

5)スポコン

 漫画「巨人の星」を代表とする梶原一騎の「スポ根(スポーツ+根性)」ワールドのことではなく、日本車をベースに、派手なエアロやカラーリングでカスタマイズするスタイルを、スポーツコンパクト略してスポコンという。映画『ワイルドスピード』シリーズの影響が大きく、アメリカ西海岸発祥のスタイルといわれている。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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