バブルの申し子「13クラウン」が30年落ちなのに高い! 人気の秘密とは (1/2ページ)

バブルの申し子「13クラウン」が30年落ちなのに高い! 人気の秘密とは

この記事をまとめると

  • 1987年に登場した8代目クラウン
  • エンジンのバリエーションが豊富だった
  • 中古市場で前期型の流通は少ない

エンジンのバリエーションが多かったのも特徴のひとつ

 クラウンと言えば「いつかはクラウン」というキャッチコピーが有名だが、それが採用されたのは7代目の120系。重厚感のある角張ったフォルムが特徴で、その後クラウンの高級グレードとして定着した「ロイヤルサルーン」はこの型から導入された。

 1987年9月にフルモデルチェンジした130系は先代の面影を残しつつ、曲線も上手に取り入れてより洗練したスタイリングに生まれ変わった。4ドアモデルはハードトップが3ナンバーのワイドボディ、逆にナローボディの5ナンバー車はバンパーやグリルのデザインなどが異なり、一目で違いが分かりやすかった。ハードトップ以外にはセダンの設定もあり、こちらは法人やタクシーなどに需要があった。

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 1989年8月にはマイナーチェンジを実施。グリルやフォグランプ、バンパーなどのデザインを変更して質感を向上させた。カラーリングもシルキーエレガントトーニングやブラックトーニングGなど、俗に言うツートンカラーが採用されて高級な雰囲気を演出。5ナンバー車も継続で販売されたが、ワイドな3ナンバーボディに2リッターエンジンを搭載したモデルが追加され、エンブレムやエンジンなどを見ない限りは違いが分からなかった。

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 前期型のエンジンは2リッターと3リッターがメインとなり、2リッターのみスーパーチャージャーの設定があった。マイナーチェンジで最上級グレードのロイヤルサルーンGにトルクフルなV8の4リッターエンジン(1UZ-FE)が追加され(写真)、このエンジンは後に10系セルシオや14系マジェスタなど多くの高級車に搭載された名機となる。さらにマイナーチェンジから1年が経った1990年8月、2.5リッターの1JZ-GEエンジンを搭載したモデルがデビュー。3リッターも継続して販売されていたので、ユーザーの選択肢がさらに増えた。

 足まわりはロイヤルサルーンGのみ、電子制御のエアサスペンションを採用。どんな路面状況でも高い走行安定性と快適な乗り心地を実現する、スプリングに変わる画期的なサスペンションとして注目を集めた。この技術は後に多くのトヨタ製高級セダンに導入されている。安全性においてもABSやトヨタで初めてとなる運転席エアバッグの採用など、先進技術が非常に豊富だった。

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 内装もクラウンらしくゴージャスな仕上がりとなり、デジタル表示のデュアルビジョンメーターやハンズフリー機能、リアの分割式パワーシートなど数多くの装備を取り入れている。エレクトロマルチビジョンや本革シートなど、ステータス性が高いオプションも用意された。内装色はベージュ系が主流だが、他には青系やワイン系の設定もあり、高級ラウンジのようなくつろげる空間に仕立て上げている。

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