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激しい走行でホイール脱落の危険も! 見た目抜群の「アルミナット」は取り扱い要注意パーツだった

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TEXT: 川島秀俊  PHOTO: Auto Messe Web編集部

サーキット走行時は要注意

 たとえ新品のジュラルミン製ナットでも、注意したいのがサーキット走行。ハードなブレーキングで発生したブレーキディスクの熱がハブボルトに伝わり、ホイールナットも非常に高温な状態になる。ここで問題となるのが、スチール製のハブボルトとジュラルミン製ナットで熱膨張率が異なることだ。アルミ素材は鉄よりも熱膨張率が高いため、高温になると緩んでしまうこともあり得る。最悪の場合はタイヤが脱落し、重大な事故に発展する可能性さえあるということだ。

 例え増し締めしても冷えた際に収縮してオーバートルク状態になり、ナットのネジ山を押しつぶしてしまう。こうなっては再使用できないばかりか、ナットの強度も落ちて走行中に破損・脱落する可能性も…。ドレスアップパーツとして人気のジュラルミン製ナットは、用途や扱いに留意しながら上手に使うようにしよう。

 ちなみにサーキットユースが前提であれば、素材はクロムモリブデン鋼(クロモリ鋼)がオススメ。スチールよりも軽く、頑丈に作れて、熱膨張率もわずかなのでホイールまわりの温度が上がるようなハードな走りでも安心だ。一般的にジュラルミンよりも高価にはなるが、そのような使い方をするのであればクロムモリブデン鋼のナットを検討したほうが良いだろう。

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