3)ブレーキキット
ひと昔前までは割とマニアックな部品だった大容量のブレーキキャリパーとローターも、今や足もとのドレスアップ派にも欠かせないアイテムになった。純正でブレンボなどが装着されている車種は別として、ノーマルのブレーキは素っ気ない色である場合が多く、またホイールをインチアップすると隙間が目立ちカッコ悪い。そこで大きなキャリパーとローターが注目され、ユーザーの要望に応えるカタチでキャリパー本体のカラーバリエーションも増えていった。
メーカーによっては基本となる複数のカラーだけじゃなく、メッキ/アルマイト/チタン調などのオプション色があったり、装着スペースがあるかは別としてピストンを4/6/8/12ポットから選べたりもする。ビッグキャリパー風のカバーやドラムブレーキをディスクに見せるキットが人気なのも、ブレーキがドレスアップのひとつとして認知された証かもしれない。
4)エアロパ−ツ
外装でいえば何といってもエアロ。ドレスアップで装着する人が大半だろうけど、忘れちゃいけない本来の目的は「空力の向上」だ。そこをシッカリ考えてデザインされた製品であれば、サーキットなどのスピード領域では高速安定性/ブレーキング時の安定感/トラクションの向上などを感じられるかもしれない。とりわけ街乗りで体感できることはないと思うが…。
5)バケットシート
シートも室内をドレスアップで交換するユーザーが多いけど、キチンと設計された社外品はホールド性や疲れにくさが、コストを優先させた作りである大半の純正シートより上。大きなGがかかるサーキットでのスポーツ走行や、長距離ドライブを経験すれば純正との差が分かるに違いない。