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「つり革・チンチラ・水中花」! 一般人には意味不明でも「旧車乗り」には大切な「盛り上げ」アイテム7つ

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TEXT: 岩田部屋  PHOTO: Auto Messe Web編集部

あの頃流行ったアイテムを追加すれば、より当時っぽい仕上がりに!

 多様化が進む一方で、流行り廃りも激しいクルマのカスタマイズ。しかし70~80年代に流行った、街道レーサーなどの旧車系カスタムは未だに根強い。本家は「ケンメリ」や「ジャパン」といった往年のスカイラインシリーズなど、リアルな旧車をベースにヤンチャなテイストを加えてイジるのが王道である。

 本当なら旧車を買ってイジりたいところだが、今となっては車体価格の高騰や維持の問題など、手軽に買える代物ではなくなった。だから比較的新しめのクルマで旧車風のアレンジを加えるというカスタマイズが、軽自動車などを中心に人気を集めている。

 例えばチンスポや板ッパネなどの小振りなスポイラーを追加し、ホイールもレトロなデザインをチョイスして車高を落とすだけで、ノスタルジックな雰囲気が手に入る。

 さらに当時の旧車系カスタムで流行った小物アイテムを取り入れることでクルマの完成度が上がり、「ツウだね~」と改造車好きを唸らせることができる。そこで当時流行った小物の中から、割と今でも簡単に手に入るアイテムを厳選してご紹介。クルマをバリッとヤンチャに決めたい人はぜひ参考にして頂きたい。

1)オイルクーラー

 外装用の小物パーツはクルマをヤンチャに見せるだけでなく、レーシーなムードが得られる物も多い。フロントまわりに追加するパーツで、特に人気が高いのがオイルクーラー。本来はオイルの冷却効率を高めて油温を安定させる機能パーツで、エンジンをチューニングしたクルマも多かった当時の改造車界では、バンパーなどにおもむろに付けて「やっている感」をアピールしていた。

 現在はファッション性を重視し、ダミーとして付けるクルマが多い。マツダ・サバンナRX-7(2代目・FC3S)の純正品を流用するのが人気だが、ボディサイズが小さい軽自動車はバイク用などのコンパクトなオイルクーラーがジャストフィット。

2)ボンネットピン(ボンピン)

 ボンネットピンも、当時の改造車らしさとレーシーさを演出できる人気の小物。スピーディにボンネットを開閉できるパーツで、当時のレーシングカーに採用されていた。本物を付ける際はボンネットに穴を開けてピンを貫通させる必要があるが、今は両面テープで貼り付けるだけのダミーが出回っている。値段もそれほど高くないので、手軽に取り付けできる。

 より当時らしさを出すなら、写真のようなワイヤーが露出しているタイプがオススメ。かつてのレーシングカーにはこの手のボンネットピンが装着されており、装着するだけでレトロ感がアップする。

3)ローレルウインカー

 フェンダーに付いているサイドウインカーを、日産・ローレル純正(2代目・C130系)に付け替えるのも当時一世を風靡したプチメイク。前方を尖らせたイカツいデザインが特徴で、メッキが使われているため質感も高い。

 今でも「ケンメリ」こと日産・4代目スカイライン(C110系)を中心に、流用するオーナーが多い。純正品は現在でも入手可能だが、部品の値段が高騰しているため。ネットなどで出回っているお手頃価格のコピー品が好まれているようだ。クリアやスモークなど、純正にはないレンズ色が設定されているのも人気の秘訣だという。取り付ける際は左右を間違えないように気を付けよう。

4)ミュージックホーン

 マニアックな人はホーンの音にもこだわる。当時の改造車乗りたちにウケたのがミュージックホーン。長さが異なる複数のホーンから様々な音色を奏でる逸品で、エアコンプレッサーを活用して空気の力で音を出す。

 ホーンの本数によって奏でる曲が異なり、例えばホーンの数が6個揃うと映画「ゴッドファーザー」のテーマ曲が流れる。ホーンの素材がプラスチックか鉄かで音質が大きく変わる、実は奥が深いアイテムだったりする。ミュージックホーンはエンジンルームの空きスペースに取り付けるのが一般的で、バンパーの開口部やグリルからホーンの先端を露出させる目立ちたがり屋もいる。

5)つり革

 昔はリアバンパーの下辺りに付けるのがトレンドだったつり革。誰かがつかむわけでもなく、なぜここに付けたかは定かではない。一説には70年代後半にハコ乗りがしやすいという理由で、室内のグリップに電車用の吊り革を付けた改造車が多く、遊び心でバンパーの下にも付けてみた……という噂。

 現在はネットで手軽に購入できようになった。例えばパーツメーカーのKブレイクは、ユニークな形状のつり革を販売するJDMつり革とコラボしたオリジナルつり革を販売。つり革は海外でも大人気で、日本のカーカスタマイズに興味を持つユーザーがわざわざ日本から取り寄せるほど。

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