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夏の海でじつは多い「砂のワナ」! 泣きを見る前に憶えておくべきクルマの「スタック脱出方法」とは

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: 本間章悟、JAOS、Auto Messe Web編集部

道具を使った脱出方法

 ここからは道具が用意できる環境にある場合の方法を紹介しよう。もっとも役立つのがシャベル(無ければ木片などで代用する)。タイヤのまわりを掘って、タイヤの形に掘れてしまってる砂地をなだらかにすることで脱出できることもある。掘るのは駆動輪(FFなら前輪、FRなら後輪)の周辺を、余裕があれば4輪部分すべてなだらかにできればベストだ。

 さらに脱出の効果を上げるのはタイヤの下に板材などを挟み込んでこれをレールのように使って脱出する方法もある。丈夫なフロアマットなどを代用品として使うこともできる。

 また専用のアイテムとしては「サンドラダー」と呼ばれる砂地のスタック脱出用プレートも市販されている。頻繁に砂場や雪深い場所へ行くことがあるユーザーならトラブル対策として用意しておくと良いだろう。

JAOS「スノーアンドサンドラダー」

重症時はジャッキの出番

 次にタイヤがかなり空転して砂にしっかりハマり込んでしまい、ボディの下部が完全に砂地に設置している場合は、これまでの方法では脱出は不可能だ。そんな重症のスタック状態になった場合の対策のひとつがジャッキを使う方法だ。

 砂を掘ってジャッキを置く場所に石やブロックなどの硬いものを敷きジャッキを設置。クルマをジャッキアップしてタイヤが浮いたところで下に砂利や板などを敷いて、足場を強固に固めて脱出しやすくする。砂地でのジャッキアップは危険が伴うので十分注意して行なう必要がある。

 ただし、いずれの方法も確実に脱出できるとは限らない。波打ち際など水没が心配される場所ならば時間との勝負になるので、すぐにJAFや民間のロードサービスに救援を依頼するのが賢明だ。また近くのクルマでけん引ロープを積載しているクルマがいれば助けてもらう方法もかなり効果的。慣れないスタック脱出は思った以上に時間がかかるので要注意だ。

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