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「サポカー補助金」だけじゃ「損」する可能性も! 自治体の「補助制度」はチェック必須だった

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: Auto Messe Web編集部

「サポカー補助金」以外にも地方自治体で実施している制度がある

 サポカー補助金は安全運転支援装置(※ペダル踏み間違い等による急発進等を抑制する機能を有するもの)の購入時に国が補助金を出す制度で、クルマユーザーの多くはすでにご存じの方も多いのではないだろうか。

サポカー補助金制度を宣伝している自動車ディーラーの窓

 しかし安全運転支援装置を購入する場合には国によるサポカー補助金の他にも、各自治体単位で行っている補助金制度もあるのでチェックしてみると良いだろう。中にはサポカー補助金よりも有利な条件で補助が受かられるケースもあるので、お住まいの地域で一度調べてみるのが得策だ。

東京都が実施する『安全運転支援装置設置促進事業補助金』の中身

 今回取り上げるのは東京都のケースだ。都では「高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」というネーミングで安全運転支援装置(ペダル踏み間違いによる急発進の抑制装置など)の購入時に補助金を出している。装置の購入時に東京都が販売設置事業者に9割(1台につき10万円まで)の補助をする制度で、ユーザーは1割負担で安全運転支援装置を購入することができる。

東京都が実施する「安全運転支援装置設置促進事業補助金」の詳細が載っている都のホームページ

 ただしこの制度は令和2年8月31日までの期間限定なので、装置の導入を考えているユーザーは早めに手続きをした方が良いだろう。ちなみに期間が過ぎると補助金の割合が変化する。具体的には令和2年9月1日から令和3年3月31日までの間に同制度を利用すると自己負担が5割となる(補助金の上限は6万円/1台)。

 同制度を利用する条件としては制度を受けるユーザーが都内在住、令和2年度中に満70歳(昭和26年4月1日以前の生まれ)になり、かつ運転免許証を持っていること。またクルマは自家用車に限る、さらにクルマの車検証に記されている所有者/使用者と制度を利用する高齢者が同一であることも利用の条件だ。

 またサポカー補助金(安全運転サポート車普及促進補助金)による控除を受けていないことも条件となっている。つまり2つの補助金制度は併用することができないのだ(東京都の場合)。そのため購入する安全運転支援装置の価格によってどちらが有利なのかを計算してチョイスするのが良いだろう。

 例えば「ペダル踏み間違い急発進抑制装置等」を例にとって計算してみる。同装置への補助金はサポカー補助金では2万円だが、東京都の「東京都高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」であれば事業者への9割補助(ユーザーは残りの1割負担)だ。DENSOの「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」モニター部分

 例えば装置の価格が2万2222円の場合は都の補助金は2万2222円×0.9=約2万円となる、つまり装置が2万2222円を超える価格であれば国のサポカー補助金よりも東京都の補助金を利用する方が有利なことがわかる。

 ただしサポカー補助金は満65歳〜69歳未満の自家用車を持つユーザーや満65歳以上の事業車両を持っているユーザーも対象。年齢制限や自家用/事業用の区分など、もう一度確認してから補助金をセレクトすると良いだろう。

 ここまでは東京都の補助金について紹介してきたが、他にも補助金制度を整備している自治体がある。中にはサポカー補助金と併用できる制度を用意する自治体もあるので、お住まいの地域の補助金制度の内容を確認すると良いだろう。

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