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「車いす」移動派必見! 軽からミニバンまで最新車5台の特徴とは

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TEXT: 工藤貴宏  PHOTO: Auto Messe Web編集部

自動車メーカーそれぞれの個性ある福祉車両

 福祉車両と呼ばれるクルマにはいくつかのタイプがあるが、今回は車いすのまま車内に乗れる種類の車両を紹介しよう。車いすに乗ったままの人が同乗できるタイプの福祉車両は一般的に2種類ある。

 ひとつは、車いすを1台乗せるタイプと複数台乗せられるタイプで、前者はプライベートユースも含めた広い範囲で、後者は福祉介護施設での送迎や移動に使われることが多い。今回注目するのは、前者の1台を乗せるタイプだ。

 まずお伝えしたいのは、今回の記事は車体サイズや価格を軸にして同クラスのライバルと徹底比較する類のものではないこと。「車いすを1台乗せるタイプ」のなかから、大きな特徴があるものを5台ピックアップし、その長所を伝えることに徹したものだ。

1)ホンダN-BOX

 ホンダN-BOXはいま、日本で最も売れている乗用車。小さな車体とは思えない広い室内空間が自慢の軽自動車で、年間20万台以上が販売されている。そんなN-BOXにも車いすに座った人を乗せて移動できるモデルを設定。価格は157万5640円からだ。バリアフリー展2018でお披露目されたホンダN-BOXのスロープ仕様

 そんなN-BOXのライバルに勝る特徴が、シートアレンジの実用性。後席を床下へ折り畳めるから、車いすを乗せても周りが広々としているのだ。ライバル車はタンブル収納式に折り畳んだ後席が車いすに座った人の前の空間を狭める、もしくは空間を広げるために後席を外す必要がある。N-BOXのスロープ仕様なら後席を床下へ折り畳めるから車いすを乗せても広々とした空間を提供できる

 また、設定しているグレードの種類が豊富なのも魅力。装備仕様はエントリーグレードの「G」とミドルグレードの「GスロープL」が選べ、エンジンは自然吸気のほかターボ、駆動方式はFFと4WD、そして外装は標準タイプとカスタムが用意されている。ホンダN-BOXカスタムにも設定がなされている

2)スズキ・エブリイワゴン

 軽自動車のワンボックスタイプ(乗用車モデル)にはスズキ・エブリイとダイハツ・アトレーがあるが、注目はエブリイだ。その特徴は後席のアレンジ幅が広いことである。エブリイもアトレーも前席2人に加えて後席に車いす1名とさらにもう1名(計4名)の乗車が可能だが、アトレーでは“リヤシートレス仕様”しかそのアレンジができない。スズキエブリイワゴンに設定がなされた車いす移動車

 しかも、その仕様は一般的な軽自動車と同様となる、後席に車いすではない人が2人座るアレンジはできないのだ。しかしエブリイなら後席アレンジの自由度が高く、後席に車いす1名+シート1名の乗車はもちろん、車いすの人を乗せないときにはシートに2名の乗車も可能。状況に合わせて使い分けができる後席の利便性が特徴だ。エブリイワゴンなら、車いすの人を乗せないときにはシートに2名の乗車も可能

3)トヨタ・シエンタ

 コンパクトミニバンのトヨタ・シエンタにも車いすに座った人が同乗できるタイプが用意されている。シエンタは3列シートがメインのクルマだが、車いす仕様は2列モデルだけの設定がなされている。車いすを車内に乗せる際は、2列目シートの1部を倒すことになる。トヨタ・シエンタは通常、3列シート車だが、車いす仕様は2列モデルだけの設定がなされている

 そんなシエンタの車いす仕様の特徴は、価格がリーズナブルなこと。ベーシックなタイプなら、助手席セカンドシート付のモデルでも213万円と軽ワンボックス乗用車タイプ+αの値段で購入できるのだ。トヨタ・シエンタに車いすを乗せるイメージ画像

 しかもリヤには標準でエアサスペンションを組み込んでいて、乗り降り時のスロープの角度が緩やかのも魅力。軽自動車より大きなサイズの車いす仕様車を割安に買いたいという人にオススメだ。

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