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プロクラスで 谷口信輝選手の勢いを止められるか! クラブマンシリーズは若手の活躍に注目

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TEXT: 岡村神弥  PHOTO: 服部真哉

北の大地で開催されるホットなワンメイクレース 短期集中シーズンで勝利するのは誰だ

 今シーズンは、コロナの影響を受け、全5戦で開催されることになったTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。9月26日(土)~27日(日)、北海道・十勝スピードウェイで行われる3戦目は、シーズンの折り返し点ということになる。

 十勝スピードウェイは最近でこそメジャーなレースが開催されていないが、かつてはトップフォーミュラやSUPER GTも行われた。十勝平野のフラットな地形を反映した、アップダウンのないコースレイアウトが特徴で、90度の低速コーナーが多くオーバーテイクは難しい。GR 86/BRZレースは開催1年目となる2013年から十勝スピードウェイを組み込んでいて、激しいバトルが展開されてきた。

 エントリー台数はプロフェッショナルシリーズが24台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが9台、オープンクラスが14台で、合計47台となった。全体の参加台数としては昨年と同等。プロフェッショナルシリーズが最も多いのはフルエントリーするチームがほとんどだから、当然といえば当然。アマチュアドライバーは遠征費用のかさむ北海道でのレースは、敷居が高くなってしまう。

 プロフェッショナルシリーズで注目されるのは、スポット参戦する#369平中克幸選手だろう。昨シーズンまではグッドイヤーのカラーリングでフル参戦していたが、今シーズンはチームが活動を休止。札幌出身の彼にとって、十勝はホームコースであり、実際これまでの十勝ではコースの細かな部分まで知り尽くした独自の走行ラインを使い、見事な速さを発揮していた。

 スポット参戦という厳しい状況ではあるものの、上位に食い込んでくるのは確実。SUPER GTではシリーズランキングトップを快走中。北海道のモータースポーツファンの応援も後押しするはずだ。

 前戦オートポリスでは、プロフェッショナルシリーズのニューフェイスたちが活躍した。#305水野大選手は予選3位、決勝レースでも3位を獲得し、非凡な速さと難しいコンディションでも十分に対応できることを証明してみせた。#88手塚祐弥選手も予選10位を得て、決勝レースでも上位を走っていた。セーフティカー直前にコースアウトし、結果としては22位だったが、やはりプロドライバーたちに対抗できる速さを見せた。

 開幕戦の#521川合孝汰選手の初参戦初優勝を含めて、ニューフェイスの活躍が目立っている。この流れでいけば、十勝のレースレポートでは#610大島和也選手の大躍進を報告できることだろう。

 チャンピオン争いは#1谷口信輝選手がリードし、川合孝汰選手、#60服部尚貴選手が続いている。あまり目立ってはいない#34佐々木雅弘選手が、しっかりとポイントを重ね4番手に居ることを忘れるべきではないだろう。

 エキスパートクラスは9台という、少し寂しいエントリーだ。冷静に見ればポイントリーダーである#556呉良亮選手と、2位の#56鶴賀義幸選手の一騎討ちになると予想するのが順当だろう。そこに食い込んで欲しいのは#162松原亮二選手や#370菱井將文選手ということになるのだが、このブランクのある2人のベテランドライバーはまだ本調子になっているようには見えない。

 むしろ#550宗藤昌太朗選手や#186勝木崇文選手の若手2人に注目しておきたい。また前戦から復帰した#358池島実紅選手も早く本調子を取り戻してもらいたい。

 9月末の北海道は完全に紅葉の季節に入っている。その肌寒さはタイヤにとっても大きな問題で、いかに上手くタイヤをマネージメントするかが勝負の鍵を握りそうだ。ブリヂストンとダンロップのタイヤ戦争は、気温が低下することでまた違った答えになる可能性もある。おそらく10月の岡山、11月のもてぎは、今回の十勝とそう気温が違わないと思うので、低温下でのパフォーマンスを計るには絶好のチャンスかもしれない。

 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第4戦十勝は、2ヒート制での開催となっていて、9月26日(土)の午前中に予選、午後に第1ヒート、9月27日(日)に第2ヒートというスケジュールになっている。

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