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サーキットで「エアコンオフ」は昔の常識だった! いまどきクルマの「賢い」走らせ方とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: BMW、TOYOTA GAZOO Racing、Auto Messe Web編集部

オートエアコンのついているクルマは気にしなくても良い!

 気温が高い季節はドライバーの負担、クルマへのストレスを考えても、あまりサーキット走行をおすすめできる季節ではない。もちろん季節に関わりなく、定期的にサーキットを走りたいという人は、熱中症を予防するために、遠慮なくエアコンをONにして走ろう!

 かつてはサーキット走行中のエアコンの利用はタブーとされてきたが、今はスーパーGTでもエアコンの装着は義務化され、ニュルブルクリンク24時間レースなどを走るレーシングカーでさえ日中はエアコンONで走るのが当たり前となっている。エアコンを使えば、コンプレッサーの抵抗でパワーロスが生じ、タイムに悪影響があるというのは事実だが、真夏は外気温も吸気温度も高く、エンジンパワーは元々ダウン気味だ。BMWのワークスドライバーがニュルブルクリンク24時間レースの走行前シーン

 路面温度は高温でタイムの期待ができないので、タイムを狙いに行くのではなく練習だと割り切って、エアコンを効かせ、ドライビングに集中したほうが効果的で安全性も高い。

 高回転・高負荷時にエアコンを使用すると、コンプレッサーが壊れるのでは・・・・・・? という心配の声もあるが、オートエアコンのついているクルマは、一般道でも高速道路でも温度調節をするために、自動的にエアコンのON/OFFを繰り返しているので気にしなくていい。スバル車に採用されるオートエアコン

 また、コンプレッサーのON/OFFは電磁クラッチが行なっていて、そのクラッチにはトルクを緩衝する役割もあるので、コンプレッサーへの負担というのは、思っているほどは大きくない。しかも最近のアイドルストップ車などには、電動コンプレッサーも増えてきているので、昔のエアコンとはかなり事情が変わってきていることも覚えておこう。エアコンのコンプレッサー

 それでも心配な人は、使用するエンジン回転のリミットを1000回転ほど下げればいい。エンジンの負担も減らせ、意外にタイムも失わないのだ。

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