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「無意識のクセ」が故障の原因に! MT車乗りが「やってはいけない」サーキットでの操作

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

クルマを操作しているという味わいが深いMT車

 クルマを操る醍醐味を感じられるMT車。しかし操作をミスしたり何気ないクセが、意外なトラブルを引き起こす可能性もある。愛車を労わりつつサーキットを楽しむため、MT操作で注意すべきポイントを挙げてみよう。クルマを操っているようなMT車のサーキット走行

シフトミスでエンジンダメージも

 自動でシフトアップやシフトダウンしてくれるATと異なり、MTはクラッチを含めすべての操作をドライバーが行なう。つまり速さや楽しさといった魅力がある反面、失敗によるリスクも避けては通れないのだ。もっとも気を付けたいのは、シフトミスによるオーバーレブ。 シフトアップがシフトダウンになってしまうミスに注意

 例えば3速から4速にシフトアップするときを想像してみよう。真っ直ぐ下にシフトノブを動かすだけなので、失敗なんてしようがないと思うかもしれない。しかしサーキット走行で緊張しているせいで、シフト操作をする手に余計な力が入りすぎ、4速ではなく左斜め後ろの2速に入れてしまった、なんて失敗は割とよくある話だったりする。シフトミスによるオーバーレブに注意

 シフトアップ時ならレブリミッターが作動するため致命傷は避けられるが、シフトダウンはリミッターが効かないので一発でエンジンブローする可能性が高い。金銭的にも精神的にもダメージは甚大なので、街乗りと同じように優しいシフト操作を心がけよう。

クラッチペダルへの注意点

 もうひとつは操作というより運転のクセ。素早くギヤチェンジしたい気持ちが先走るのか、クラッチペダルに足を乗せっぱなしの人がいるという。この行為がダメな理由はふたつあり、まずはクラッチの摩耗が進むことだ。クラッチペダルには迅速に足を行き来させるべし

 本人が気付かないうちに半クラッチ状態になり、それが長く続けば続くほどクラッチ板は減っていく。もうひとつは左足で身体を支えられず、シフトノブを握る手に余計な力がかかり、冒頭にも挙げたシフトミスを誘発しやすいこと。クラッチペダルに足を留めずフットレストで体を安定させるべき

 またクラッチペダルに足を乗せっぱなしにしていると、レーシングシューズの左足だけソールが減りやすいという話も聞く。いずれにせよ百害あって一利なしのクセなので、意識してフットレストに左足を置くようにしたい。

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