「バンコン」「トラキャン」「キャブコン」! 一般人には「初耳」のキャンピングカーの種類と名称 (1/2ページ)

「バンコン」「トラキャン」「キャブコン」! 一般人には「初耳」のキャンピングカーの種類と名称

伝来で和製に溶け込んだキャンピングカー

 キャンピングカーに興味を持ったのは良いのだけれど、サイトで調べてみても、ショーイベントやキャンピングカービルダーのお店に行っても、聞きなれない専門用語が「アダブカダブラ~」と耳に入ってきて、多少、戸惑うというか混乱されている方もいるかと思います。

 大丈夫です。キャンピングカー歴20年と豪語する方だって、初心者の時はそんなものです。でも、好きな異性の言葉は、一言一句聞き逃さない情熱があるように、キャンピングカーに興味・関心をもったアナタなら、あ~っという間に、その呪文のような言葉も、いつしか心地よい響きとなるのです。そのキャンピングカーの魅惑の扉をそっと開けた時のために、まずは、キャンピングカーの種類とその用語について、ご説明いたしましょう!

「〜コン」のコンは改造したもの 

 日本RV協会(JRVA:ジャルバ)も、この点については重要だと認識しているようで、公式サイトにも「RV(キャンピング車)の日本市場におけるタイプ別統一呼称」というページを設けて説明しています。そこには、あります。あります。アダブカダブラ~と呪文のような言葉が……。おっと、タイプ別のその前に、そもそも「キャンピングカー」という名前についても言及しないといけません。

 日本では、ごく当たり前に使っている。そして普及しているこの「キャンピングカー」という名称は、実は和製英語で、欧米でキャンピングカーと言っても「What?」と通じません。欧米でも幾つか呼称がありますが、「RV:Recreational Vehicle=休暇を楽しむための車」が一般的です。(他にはモーターホームとかキャンパーバンとかの呼称もあります)日本では、RVと言えば「四駆」などのイメージが強いのですが、ワールドワイドでは「キャンピングカー=RV」なんですね。

 さて、前置きが長くなりましたが、いよいよタイプ別呼称の説明です。バンコンバージョンのバンコン

 前述のサイトを見てみると、まず最初に出てくるのは「フルコンバージョン:通称フルコン」です。この後に出てくる殆どの呼称には「コンバージョン」がついています。このコンバージョンは直訳すると「変換・転換・交換」ですが、まあ、簡単に言うと「改造」ですね。ですから、この後に出てくる「バスコン」は「バスから改造」、「バンコン」は「バンから改造」と言える訳です。バスコンバージョンのバスコン

「フルコン」は「フルに改造」になるのですが、JRVAのサイトでも「専用のベアシャシー(フレーム,駆動系、エンジンなどのみ)にキャビンの全てを架装メーカーが製造したもの」とあり、正にフル改造ですね。こちらも「日本市場における~」とあるように日本での呼称で、米国では「クラスA」と呼ばれています。

 次に出てくる「セミフルコン」は、「バスボディの運転席より後部にプラットフォームフレームを組み、ハウスボックスを床下より設計し、キャビンを一体化して設計・製作したもの」と運転席以外をフルに改造したもの」といった説明になっています。キャブ付きキャブコン  つまり、フルにではなく部分的にという意味合いです。同様にキャブ付きシャーシを改造したものは「キャブコン」となり、説明でも「キャブ付シャシー(含む、ピックアップトラック、S.U.V.、および、ワンボックス型車をベースにしたもの)にキャビンを架装メーカーが製造したもの」となっています。こちらも、米国では「クラスC」、欧州では「アルコベン(奥まった小部屋という意味)」と呼ばれています。

車種別「キャン」

 ややこしいのは「軽キャン」で、ベース車がバンだろうが、キャブ付きシャーシだろうが「軽キャンピングカー」という事で、通称も「軽キャンパー(軽キャン)」となっています。軽キャンパーの軽キャン

 ちょっと異質なのは「トラキャン」で、「ピックアップトラックの荷台に搭載(脱着可能)するキャビンを架装したもの」の意味で「トラックキャンパー」略して「トラキャン」となっています。

 まあ、形状と理屈で考えれば、呪文でもなんでもないですね。これで、アナタも他のキャンカー初心者に「ドヤ顔」で説明できます。ここまでが、俗にいう「自走式」キャンピングカーでした。

画像ギャラリー