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どこよりも「オートサロン」してる驚愕の「リアル感」! 「HKSプレミアムサロンオンライン」と話題の2021年新作アイテムの中身

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TEXT: 岩田部屋  PHOTO: 増田貴広、HKS

「POWERED BY HKS」をコンセプトとしたVRブースを発信!

 毎年1月に千葉県の幕張メッセで開催され、日本に限らず世界各国からも多くの来場者が訪れるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」。自動車メーカーやカスタマイズパーツメーカーは最新のデモカーや新作パーツを発表するべく準備を進めていたのだが、コロナウィルス感染拡大により残念ながら今年は中止。国内/外の出展企業はもちろん、会場に行く予定を立てていたギャラリーもがっくりと肩を落とすことに。

 しかし「バーチャルオートサロン」は当初予定通りに開催されているため、それに合わせて出展各社では独自に自社ホームページなどで展示会などを実施。なかでも注目なのは、最新の映像技術「VR」を用いて高精細な展示空間を再現した「HKSプレミアムサロンオンライン」。当初は東京オートサロン2021会場に設置予定だったブースを、ほぼそのままHKS社屋内に設置するという斬新アイデアだ。 同社Webサイトからアクセスすると、本来出展予定だった東京オートサロンの小間数と同等の広々としたブースがお目見え。最新のデモカーや新作パーツをあらゆる角度からチェックできるほか、動画やPDFでそれらの詳細を見ることができる。 しかもブースの画質は4Kカメラで撮影したということもあって非常に高精細。しかも本当のオートサロンだと試乗できないコンセプトカーの中も「乗った気分」で見られるなど、アイデア満載。パソコンやスマホでブースを見て回った気分になれるのは、不要不急な外出は控えたいコロナ禍の今においては嬉しい配慮であろう。気になった人は本サイトの記事をチェックした後、ぜひともアクセスして欲しい。

記事より先に「HKSプレミアムサロンオンライン」を体感したい人は(↓)の画像をクリック! ちなみに下の写真は実際のブースを撮影したもの。「HKSプレミアムサロンオンライン」と比較するとその臨場感にビックリすることだろう。 また、今年のHKSブース全体のコンセプトが「POWERED BY HKS」。 クルマをパワーアップさせるだけでなく、性能や環境面などクルマの未来を見据えた新たな試みにも積極的に挑戦して、自社の技術や開発力をアピールしていくという。同社は今年で創立48年となるが、50周年までキープコンセプトで行くというから今後も目が離せない。今回はHKSブースの目玉となる車両や展示商品の中から、特に注目すべきポイントをご紹介しよう。

性能と品質を高次元で両立した車高調、ハイパーマックスSシリーズが始動

 まずは今年3月から順次発売開始を予定しているのが、車高調の新シリーズ「ハイパーマックスS」。 スポーツ走行を楽しむユーザーをはじめ、多くのクルマ好きに支持されているHKSの車高調。ゆえにラインアップも非常に多いのだが、今回のハイパーマックスSはスポーツスペックのMAX Ⅳ GTシリーズと、ローダウンを求めるユーザーに好評のハイパーマックスSスタイルLを統合する形で誕生したモデル。対応車種は86&BRZをはじめとしたスポーツカーから30系アルファード&ヴェルファイアなどのミニバンまで、カテゴリーを絞らずに展開していくという。 性能面に関しては、同社が「史上最高」と自信を持つ極上の乗り味が最大のウリ。その秘密は、デュアルPVSと呼ばれるシステムの採用。従来品のMAX Ⅳ GT 20SPECとハイパーマックスSスタイルLに導入されたプリロードバルブシステムは、低速域では減衰力を発生させてしっかりとした乗り味に、逆に高速域では段差を乗り越えた時などに起こる不必要な減衰力をカットして突き上げ感を抑制。幅広い速度域で安定した乗り味をキープできるのが特徴だった。 今回のデュアルPVSはより細かい制御ができるように進化させ、締まっているものの決して固過ぎない、より安定した乗り味を実現している。また減衰力調整ニードルの形状を見直してクリック時の減衰力変化幅を拡大させ、バンプラバーも形状や素材を変更してコーナリング時のロールを低減させるなど、細かい部品まで工夫を凝らしている。3年・6万キロという長期保証も品質への自信の表れと言える。 さらに乗り味や走りだけでなく、質感まで追求したのもハイパーマックスSの特徴。例えばアッパーマウントに入れた自社のロゴは印刷ではなくレーザーによる刻印に変更したり、一部車種に採用されるアルミ製のアッパーマウントは切削加工で面取りを行うなど、ひと手間かけることで手に入れた時の満足度を一層高めている。 他には純正の電子制御ショックアブソーバーを生かしたままアジャスターによる車高調整を可能にしたR35系GT-R用ハイパーマックスツーリング、オーダー時やオーバーホールの際にアブソーバーの減衰力やスプリングレートなどを変更できるカスタムオーダーの提案も、今回のブースで強くアピール。「足」のポテンシャルを引き出す補強パーツも欠かせないアイテム。 GRスープラに装着されていたカーボンブレースバーは、高い強度と程良いしなりを併せ持ったゴルフクラブにも使われるカーボン製シャフトを採用。 有名プロゴルファーも愛用するゴルフシャフトの名門、グラファイトデザイン社協力のもとダブルネームで販売する予定とのこと。GRスープラ以外の車種展開も期待大だ。

初の「筑波1分切り」を達成! GRヤリスの潜在能力を引き出すアイテムが続々登場

 走行性能の高さに定評があり、今後モータースポーツでの活躍も期待されるGRヤリス。今回のブースには2台のGRヤリスを展示。 1台はタイムアタックやドリフトなどオールマイティに楽しめるスペックとなり、今後その経験を商品開発にフィードバックするために作り上げた「HKS RACING PERFORMER GR YARIS」。エンジン自体はノーマルながら試作タービンへの交換で450馬力を発生。 昨年筑波サーキットコース2000のタイムアタックで、おそらくGRヤリスとしては初の1分切りを達成(58秒456)。その模様をYouTubeのHKS公式チャンネルで公開して、大きな話題を集めた。

 もう1台はもうちょっとライトに決めた、ストリートチューン仕様の「HKS DRIVING PERFORMER GR YARIS」。車高調はハイパーマックスSのプロトタイプ、マフラーはブルーの焼き色が目を引く「スーパーターボマフラー」をセットアップ。マフラーはすでに発売中の自社製品となり、それ以外の装着パーツも今後市販化に向けて開発を進めているものばかり。

 スーパーターボマフラーは排気効率を重視したフルストレート構造で、タービン交換などのパワーアップにも対応。テールエンドの内部に設けたスリットはHKS独自の消音技術。このスリットが空気の摩擦振動を抑え、車種により1~2dBの消音効果がある。 なおマフラーはブーストアップまで対応した、ブラックテールが渋い「リーガマックスプレミアム」も用意している。 エンジンはこちらもノーマルだが試作のハイフロータービンを「パワーエディター」にてブーストコントロール。赤のフィルターが映える試作品のレーシングサクションやインタークーラー&オイルクーラーも装着して、吸気や冷却性能を向上。およそ400馬力までパワーを引き出すことに成功した。

 また見た目だけでなく機能性も追求したエアロパーツも開発中。ダウンフォースを発生させるために空力性能を考えたデザインとなり、特にフロントバンパーの側面に装着したカナードは小さな部品ながら地面に押さえつける力が向上する効果的なアイテム。そのカナードやウイングなど、部分的にカーボンを採用することでレーシーなビジュアルに仕上げている。

 GRヤリス以外では、今後HKSが商品開発に力を入れていく新型レヴォーグも展示。昨年11月に発売を開始したばかりのモデルだが、早くもスーパーターボマフラーなど数多くの試作パーツでコーディネート。 これからは同社のスバル車向けパワーアッププログラム、BBiチューンを展開するべく車両の解析を実施。吸排気系の強化やブーストアップなどを行い、気持ち良く走れるクルマに仕上げていくとのこと。

最新規格に対応した、クルマの性能を最大限に引き出すエンジンオイル

 レーシングマシンにも採用される、カラフルなパッケージでもおなじみの「HKSスーパーオイルプレミアム」。ストリートメインのチューニングカーからハードな走りを繰り広げる競技車両まで、多くのユーザーが愛用している高品質なエンジンオイルである。 この度最新のオイル規格である「API SP」に対応したオイルが追加で発売され、従来品と比べると耐熱性能や清浄性能などが大きく向上。さらに最近の主流であるダウンサイジング直噴ターボ車で発生しやすい異常燃焼、LSPIを抑制する添加剤を配合。タイミングチェーンの摩擦防止にも効果を発揮する。ラインアップは0W-20、5W-30、10W-40の3種類。車両特性や走行シーンに合わせてチョイスできる。

最新技術を投入して目指すは「600馬力・リッター20キロ」! 出力と燃費を高次元で両立させた新世代RB26エンジン

 HKSの新たな試みとして、「名機」と呼ばれるエンジンを最新の技術で未来を見据えたスペックに蘇らせる「アドバンスドヘリテージ」を始動。すでに生産を終えたエンジンは部品の供給が停止するなど維持するのが困難なケースに陥るが、今後HKSが開発するヘリテージパーツにより安心して長く使うことができ、なおかつパワーアップだけでなく環境にも配慮したエンジンへと進化できる旧車ファン待望のプログラムだ。第1弾はR32~R34系スカイラインGT-Rに採用された、RB26DETT。

 注目のポイントは、F1マシンにも採用されるプレチャンバの採用。プラグの先端に小さな穴が開いたカバーを設置し、混合気に点火するとプレチャンバ先端に設けられたオリフィスからガスバーナーのような激しい火を噴出させ、混合気を急速に燃焼。出力と燃費を大きく向上させるシステムとなっている。 タービンは搭載角度に制限がないバーチカルタイプを採用することで、吸排気管のレイアウトを最適化。圧力など各部の損失を低減させる。またサージタンクも特殊形状により空気の配分を均等としたデュアルプレナムインテークに置き換え、他にカムやピストンなどの変更も行う。 現時点ではあくまでも目標ではあるが、これらHKSが持つあらゆる技術を集約た上で最高出力600ps、その上で何と20km/Lという、とても険しい高みを目指して開発を進めていくという。

HKSのオンラインショップで最新グッズをゲットしよう

 東京オートサロンは中止となったが、HKSはVR技術を駆使したブースを用意してユーザーが高い満足度を得られるように配慮した。しかし行く予定だった人の中には、グッズなどのお買い物目当てでブースに立ち寄ろうと思っていた人も多かったはず。そんなあなたにオススメしたいのが、HKSのオンラインショップ「HKSゲートオンライン」。 本来では東京オートサロン会場で販売する予定だった2021年最新グッズをはじめ、アパレルやステッカーなどの小物類をパソコンやスマートフォンを活用して購入できる。 しかも2月17日まで各商品を10%OFFで販売するほか(PUMAとのコラボ商品、ZIPPOは対象外)、送料が2月末まで無料。 ぜひHKSのWebサイト(https://hks.official.ec)からアクセスして、充実したラインアップをチェックしてみよう!

開発者での「生の声」が聞けるYouTubeチャンネルも必見!

 HKSプレミアムサロンオンラインで発表した車両や商品は、同社の公式YouTubeチャンネルでも紹介。デモカーのプロジェクトリーダーや各商品の担当者が、こだわりや開発秘話などを詳しく解説している。インタビュアーは先述のGRヤリス筑波サーキット1分切りを達成した立役者である、人気レーシングドライバーの谷口信輝氏。なかなか聞くことができない開発者のリアルな声は、商品を選ぶ上で非常に参考になるだろう。気になる人は下の画像からチェックして欲しい。

 なお、この動画の続きはHKSのオフィシャルYouTubeチャンネルにて順次公開予定。気になる人は是非ともチャンネル登録をして、続きもチェックして欲しい!

【詳しくはこちら】
HKS(エッチ・ケー・エス)
https://www.hks-power.co.jp

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