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「ネオクラ系」3ピースホイールの新作! コダワリ派が注目する「シェブロンレーシングM2」の中身

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TEXT: 酒井賢次(SAKAI Kenji)  PHOTO: SUPER STAR

リバレル風スタイルをメーカー公認で楽しめる

 限界までガツンと下げたローダウンシルエットに、1mm刻みのホイールセッティングで足まわりを極めてインパクトを稼ぐ。ここ数年で大きな盛り上がりを見せているドレスアップ手法だ。そんな人気のスタイルで注目されているのが、リバレルというホイールカスタム。リムが極太で迫力満点なビジュアルを手に入れられるこのリバレル風の装いを、なんとメーカー公認で楽しめる3ピースモデルがこの春ついに誕生した。

存在感たっぷりなダブルステップリム

 リバレルというカスタムは、マルチピースホイールのリムとディスクとをいったん別々に分解し、もう一度接合し直したり、表と裏とを逆に組んでリム深度を稼いだり、別のホイールのリムと組み合わせたり、といった手法で再度ホイールを完成させる手法。こうすることで既製品よりも深いリムを実現できたり、印象を変えられるというのがそのメリットだ。ただしそれはあくまで自己責任のカスタムだから補償も効かなくなってしまったりと、ホイールメーカー側からリバレルを推奨するケースは基本的に皆無である。

 けれども、そんなリバレル風のセットアップを楽しめるホイールが登場したのだ。しかも日本を代表する高級3ピースホイールメーカー、あのスーパースターから。このシェブロンレーシングM2はメーカーお墨付きでリバレル風味なスタイルを楽しめるという、前代未聞の3ピースなのである。

 リバレル風を楽しめるのはM2の中でも18インチサイズのみ。通常のステップリムホイールは、リムが18インチであればディスクを17インチとし、両者の間にある1インチの差の中で、リムをデザインするというのが原則だ。しかしこのM2はリム面積を、なんと通常より倍の面積で設計。つまり通常よりも存在感のある、迫力たっぷりなディープリムを実現できるということ。リムのインパクトが重要視するユーザーに、この独自の「ダブルステップリム」構造が最強の切り札になってくれること間違いなしだ。

「15交点メッシュ×レーシングピン」のハイクラスなコンビ

 そんなシェブロンレーシングM2だが、リバレル風のダブルステップリムだけが魅力じゃない。どこかノスタルジーを感じさせるそのフェイスデザインも、ドレスアップ的なアドバンテージがたっぷりだ。

 フェイスはクラシカルな15交点メッシュ。スポーク自体がキワどいくらいに細いのがレトロで、ディスクエンドが一段落とし込まれて、そこに全周でピアスボルトが配置されているのもクラシックだ。 センター部分にはシェブロンレーシングのアイコンである「レーシングピン」も採用。この明らかなレーシームードと旧車っぽいテイストが、逆に現代のクルマにもしっかりとマッチしてくれて、今が旬なネオクラシック系スタイルにはバツグンにハマる。

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