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サーキットでは「スピードリミッター」が危険を招くことも! 「解除」すべき理由と方法

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: HKS、ブリッツ、Auto Messe Web編集部

リミッターを解除する方法

 では続いて解除の手段を。手軽でコストも抑えられるのはチューニングパーツのメーカーや、プロショップが販売している専用アイテムを使う方法だ。ブリッツ「スピードジャンパー」装着イメージ

 代表的な商品としてはHKSの「スピード・リミット・ディフェンサー」や、ブリッツの「スピードジャンパー」が挙げられる。いずれも車速信号に細工してリミッターを作動させない仕組みで、パーツ代が1〜5万円(工賃を除く)と意外にリーズナブルなのも魅力。HKS「スピード・リミット・ディフェンサー」商品単体

 ただし、基本的にはメーカーや車種ごとの専用ハーネスが必要で、なかには設定がない車種もあるので購入前にしっかりチェックしておこう。ブリッツ「スピードジャンパー」単品と車種専用ハーネス

 もうひとつのリミッターを解除する方法は、ECU(コンピュータ)の書き換えだ。正確にいうと“解除”ではなく、スピードリミッターが作動する速度を引き上げる。前者に対するアドバンテージはスピードリミッターだけでなく、燃調や点火時期といったデータも同時に書き換えられること、さらにチューニングが進んだときの仕様変更も容易なこと。費用は車種によって幅が大きいけど、多くは5〜20万円と考えていいだろう。ECU(コンピュータ)の書き換えでもリミッターは変更できる

 どちらもデビューしたばかりで解析が進んでいない新型車だったり、純正ECUのプロテクトや制御が複雑で解除できないクルマもある。ただしスポーツ系の車種なら各メーカーが精力的に開発を行なうため、時間が経てばいずれかの方法でスピードリミッターを解除できると思って良い。サーキット走行を満喫するために、スピードリミッターカットは非常に有効な手段なのだ。ニスモのECU書き換えメニュー「スポーツリセッティング」

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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