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軽デッキバンを「シャコアゲ」! 「シャコタン」好き女子が車高を「アゲ」て人生変わった

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TEXT: 内山 智子  PHOTO: Auto Messe Web編集部 杉本 大輔

車高短女子がリフトアップ仕様に初挑戦

 リフトアップした車体にバンパーガード。ワイルドな風貌のハイゼットデッキバンに乗るのは、クルマが大好きな女性オーナー。全国規模で活動する、とある軽トラ限定チームに憧れ、熱い想いを持ち続けていた彼女。ある日「そのチームがオフ会を主催すると聞きまして。少しでもお近づきになれたらと思って、思い切ってこのデッキバンを新車で購入。即板金入りさせて、今回のイベントに参加させてもらいました」。

 そんな彼女だが実はもう一台、大好きな浜崎あゆみのロゴなどを入れたカスタムペイントを施したゼストスパークも所有しているほどドレスアップカー好き。 N-BOXカスタム顔面を移植したコテコテのゼストスパークは、誰もが振り返る派手系仕様でど車高短だったが、今回はまったく違う魅力で存在をアピールする作戦。そんな彼女の新しい「相棒」を詳しく紹介していく。

自身の「肉体改造」を転機にクルマの見せ方も変えてみた

「他人様がしていないことをしたいなと思った時、これからはアゲじゃないかなと。ということで、今回は車高をアゲてみました。もう一台は車高短ですけどね。以前からアゲもめちゃめちゃ興味はあったんですよ」。

 クルマと直接関係のない話ではあるが、オーナー自身は最近35kgのダイエットに成功。「自分自身のルックスも変わったので(笑)、クルマもこれまでとは真逆のリフトアップを目指してみた、というのもあるんです」。

 車高はフレームごと上げる手法で、ステアリングシャフトなどもすべて延長。その上で1インチアップのバネを入れて、合計4cmのリフトアップを実現。チラリと見える真っ赤なスプリングは、機能向上に加えて見た目のアクセントにもなっている。

 ホイールはオフ系ではなく、あえてのドレスアップ系狙いでワーク・マイスターCR01の15インチを指名。タイヤはトーヨーの「オープンカントリーR/T」165/60を合わせる。「アゲだともっと扁平率を上げる方も多いと思うんですが、実際の乗りやすさなども考えて、このサイズに抑えました」。

 実際、これまでとは運転席の目線が大分違う今回の仕様だが「めちゃめちゃ運転しやすいです。最初は車高が高くて乗り降りするのがちょっと怖かったのですが、かなり鍛えて筋肉を付け、身体が軽くなりましたので大丈夫です(笑)」。乗り心地に関わることといえば、シートをレカロSR-7に変えたことも運転時の快適性向上に一役買っているとか。「やっぱりレカロはいいですね」。

市販品を買ったスチールバーはあえて「普通っぽく」修正

 N-BOXとは違いエアロパーツは巻かず、純正バンパーにスチールバーを装着。ベースは既製品ではあるが、前に出すぎていたのが気に入らず、溶接をし直してより自然に見えるように補正。IPFのLEDドライビングライトも装着して、視覚的グレードアップを図っている。「今回はあえて普通っぽく。コンプリートカーのような仕上げにしたかったので、特注感が出ないように、違和感の出ないように細かい修正をかけています」。 天井にはスーリーのキャリアをプラス。背が低い彼女にとっては、ここに荷物を積載するのはなかなか難易度が高そうであるが、「その辺はこれから上手いことやっていこうと思います。背が低い人でもスッと乗り降り出来るように、ステップとかも付けようかなと考え中です」。

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