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実は微妙に意味が異なる「同音意義」グレード名! 「RS」と名乗った「国産名車」9台

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: Auto Messe Web編集部 、MAZDA、TOYOTA

三菱ランサー・エボリューション

 三菱自動車工業は、1992年にランサー・エボリューションを発売した当時から、RSという車種をエボリューションXまで継続してきた。そしてRSは競技用のベース車両という位置づけだ。 装備はもちろん、軽量化のため防音材なども最小限とし、変速機はギヤ比が接近したクロスレシオを採用するなどが行われた。ラリーはもちろん、市販車を基にしたレースへの参戦などで活躍する。

スバル・レガシィ

 スバルは初代レガシィにRSという車種がある。未舗装路での走行を主眼とした車種で、「RS-TypeRA」はラリーやダートトライアルの参戦を意識した車両だった。その後2~3代目にもRSがある。いずれの場合もRSは「ロード・スポーツ」の意味で、壮快な走りを目指した車種に位置づけられた。

マツダ・ロードスター

 マツダのロードスターにもRSがある。ロードスターは「人馬一体」の走りを目指して世代を重ね、マツダ車共通の楽しさや走る喜びの価値を象徴するライトウェイトスポーツカーだ。 そのなかでもRSは、運転の楽しさをより深化させる車種と位置付けられる。ただ言葉そのものに具体的な意味はないという。

スズキ・スイフト

 スズキ・スイフトに設定されているRSは「ロード・スポーツ」を意味する。 位置づけは速度域の高い欧州での走りを想定し、フラットでしっかりとした乗り味と直進安定性をより高める仕様として2011年に登場した。 具体的には欧州チューニングのダンパーやタイヤ、パワーステアリングを装備する。ダンパーは減衰を高めとして上下動を抑え、タイヤは剛性を高め操舵に対する応答と的確なグリップをもたらす。 パワーステアリングは操舵感覚と直進性を重視しながら操舵の手ごたえを高めている。2004年の2代目以降、国内外で評判の操縦性をいっそう充実させた車種といえる。

トヨタ・クラウン&GRヤリス

 トヨタにもRSと名付けられた車種がある。かつてはヴィッツにRSがあったが、いまはクラウンにRSがある。 クラウンは現在ひとつの車種体系となっており、かつてのアスリートやロイヤル、あるいはマジェスタという特徴づけをやめているが、それでもRSはかつてのアスリートのようなより運転を楽しみたい消費者向けの車種といえるだろう。そのRSに込められた意味は「ランナバウト・スポーツ」だ。

 そして走りに特化したGRヤリスにもRSがある。GRヤリスはモータースポーツ用の車両を市販化する発想で生まれたクルマであり、なかでもRSは1.5Lの直列3気筒エンジンとCVTを組み合わせた前輪駆動車(FWD)の廉価車種として、走りを気軽に楽しめる車種に位置づけられている。

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