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ル・マンも制覇した名門! BMWと共闘した「シュニッツァー」栄光の歴史を振り返る

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TEXT: 大内明彦  PHOTO: BMW AG/大内明彦

  • 日本のレースで戦うシュニッツァー

  • 日本のレースで戦うシュニッツァー
  • ル・マンで優勝したシュニッツァー
  • ドイツのDTMで走ったシュニッツァーM3
  • E92M3で勝利を祝うシュニッツァー
  • 3.0CSL

BMWと共同でル・マンも制した名門チーム

 BMWのモータースポーツ活動を振り返ると必ず目にする名前がある。シュニッツァー(Schnitzer)だ。BMWの近代モータースポーツ活動にあって、同社と表裏一体の関係を築き上げてきたシュニッツァーについて紹介することにしよう。

BMW販売代理店契約をきっかけにレース活動開始

 BMWのワークス活動を担い、BMW=シュニッツァーと見なされたシュニッツァー社。創設は古く1936年と戦前にまで遡る。創設者はヨーゼフ・シュニッツァー。オペルの代理店業務や整備作業のため起業した会社だったが、息子の代になってモータースポーツと関わりを持つようになる。1967年、ヨーゼフJr.とハーバートの兄弟がシュニッツァー社の一部門としてチーム・シュニッツァーを立ち上げたのがその発端だった。

 BMWとのつながりは1964年にBMWの販売代理契約を結んだことがきっかけとなり、兄のヨーゼフJrはBMW車でモータースポーツ活動を展開。1966年にはツーリングカー選手権のタイトルを獲得するほどの技量を示した。そしてこの翌年、モータースポーツ活動をシュニッツァー社の業務として組み入れたわけである。

 この時期BMWのモータースポーツ活動は、1961年代に登場したノイエクラッセの旗手、BMW1500に始まる1600、1800、2000、2002と続く一連のモデルと、6気筒エンジンを積む2800CS系、さらにその発展型となる3.0CS/CSi、そしてモータースポーツモデルの3.0CSL/3.5CSLを使い、ETC(ヨーロッパツーリングカー選手権)やドイツ国内選手権に参戦。BMWを代表するチームとしてその実力をレース界に定着させていた。

3.0CSL

※写真はシュニッツァーが走らせたマシンとは別の個体

 また、当時F2エンジンとして主流を占めつつあったBMW・M12のギアトレイン仕様も開発。本家BMW社をしのぐ出力値を持つエンジンとして一部ユーザーから強く支持されていた。

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