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バブルにGO! 日本車全盛期に大ヒットした「王道ファミリーセダン」4選+1

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: トヨタ/日産/三菱/Auto Messe Web編集

日本より欧州で高く評価。世界のジウジアーロが認めたスタイリッシュな1台

番外編・ユーノス500

 日本では高い評価を得られなかったが、日本での生産中止後、約3年にわたって販売された。カーデザインの巨匠であるジョルジェット・ジウジアーロ氏に「世界でもっとも美しいサルーン」と評された1990年代随一のスタイリッシュサルーンが「ユーノス500(欧州名:クセドス6)」。

 レビューもそうだが、当時のマツダのデザインは日本よりヨーロッパで高く評価されていた(イギリスではBTCCにも参戦するなど認知度も高かった)。ユーノス500 上質で斬新なキャラクターのクルマを販売する、マツダの新チャンネルとして誕生した「ユーノス」の軸となるサルーンとして1992年に登場。「いつまでも色褪せぬ価値」をテーマとしたユーノス500は、ランチアを彷彿させる前衛的デザインを採用。古典的なプロポーションながら、豊かな曲面で構成されたスタイリングは多くの自動車評論家を唸らせた。ユーノス500

 また、美しさを保つために全モデルに高機能ハイレフコート塗装を採用したのも話題となった。室内もラウンディッシュな広がり感ある柔らかな雰囲気で、これまでの日本車とは異なる高品質、高級感を演出していた。

 エンジンは可変共鳴過給システムを搭載する、1.8Lと2LのV6の2種類(後期には1.8L直4も追加)を設定。四輪ストラットの足まわりも専用チューニングが施され、欧州テイストの高速ツアラーとしての資質を高めていた。ユーノス500のエンジン ただ、走りを含めてクルマとしての評価は高かったが、時代と逆行するコンパクトなボディ、主張が強すぎるデザインは日本人には最後まで受け入れらなかった。今、同様のテイストをまとったクルマが見られることを考えると、時代が早すぎたのかもしれない。

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