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ブレーキパッドの寿命は?交換費用や交換時期について解説!

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TEXT: 岡田幸一  PHOTO: ホンダ/Auto Messe Web

  • ブレーキパッドのイメージカット

  • エア抜きイメージ
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  • 高性能ブレーキパッド

軽自動車からF1マシンまでなくてはならない装備の代表格

 自動車は、走行中にブレーキペダルを踏めば速度が落ち、車両を停止させることができる。自動車のブレーキはたくさんのパーツで構成されているが、そのなかでも重要な役割を果たしているうちのひとつがブレーキパッド。今回はあらためてブレーキパッドはどんな役割を果たしているのか、そして交換時期の目安、交換するときの費用などについて解説していく。

ブレーキパッドとは? 役割や重要性について

 自動車にとってブレーキとは、走行中の動いている状態から、速度を落として車両を停止させる装置のこと。またはメカニズム全体を言い表す場合もあるだろう。運転手がブレーキペダルを踏めば、ペダルから油圧がブレーキキャリパーに伝達されることでブレーキパッドとディスクローターが擦り合わされ、クルマを減速し停止させようとする力が発生する。

減速のイメージ

 そもそもブレーキの仕組みを物理の観点から説明すると、運動エネルギーを熱エネルギーに変えて、もとの運動エネルギーを小さくしていくことになるのだが、車軸が回転する力はブレーキローターとブレーキパッドの摩擦によって熱に変換され、車両を止める制動力が生まれるのだ。

 すなわちブレーキパッドとは、「熱を発生させるもの」であり、一方のブレーキローターは「熱を蓄えるもの」ということになる。ディスクブレーキの場合は、ブレーキパッドと呼ばれるが、ドラムブレーキの場合は、ブレーキシューという。

パッドとローター

 摩擦によって制動力を発生させるブレーキパッド(ブレーキシュー)、ブレーキローターはともに、徐々にだが摩耗(摩擦によって消耗)する。そのため、定期的な交換が必要になってくる点も、教習所で教わるとおり知っておかねばならないこと。

 ブレーキパッドの役割は、「熱を発生させるもの」ということになる。その重要性と言えば、ブレーキパッドに備わる摩擦材(摩材)によって、ドライバーが感じるブレーキの利き具合に大きな影響を与えることが挙げられる。

 ブレーキパッドの摩擦材には、ノンアスベスト材、セミメタリック材、カーボンメタリック材、メタリック材などがある。どんな摩材を使うか、またどのように配合するかで利きの良いパッドになったり、ブレーキダストの少ないパッドになったり、ブレーキパッドの特性を変更(調整)できるようになっている。

摩材のアップ

 例えば、サーキットで使うレース用の特別なブレーキパッドも存在し、普段の街中で使用するよりも、高い温度に耐えつつ、“鬼のように利く”といった特性にすることも可能である。

ブレーキパッド交換の目安 摩耗しすぎるとどうなる?

 ブレーキパッドの役割や重要性からわかるとおり、ブレーキパッドはたとえ金属であっても必ず摩耗し、いずれ交換時期がやってくる。では、どんなタイミングでブレーキパッドを交換するべきか、目安となるポイントをいくつか紹介していこう。

点検のイメージ1

 ちなみに、ブレーキパッドの適正な交換時期を過ぎ、寿命をむかえ摩耗しすぎてしまうと、もちろんブレーキが利かなくなる。さらに、摩擦材部分がすべてなくなると裏板部分がブレーキローターと直接接触することになり、ブレーキローターを一気に傷つけることになってしまうのだ。交換する必要のないブレーキローターまで交換せねばならず、不要なコストがかかってしまうのは言うまでもない。最悪はキャリパーまで破損する可能性もなくはない。

 いずれにしてもブレーキパッドの残量を「まだまだ大丈夫だろう」と甘く見ると、ある日突然にブレーキが利かなくなることもあり得る。止まらないクルマを運転することほど怖いものはない。ちゃんとブレーキが利くからこそ、アクセルが踏めるのだ。

目で見てパッドの残量で確認

 ブレーキパッドの残量が5mmぐらいになると、そろそろ交換の準備(心の準備も含め)をしたほうがいい。ブレーキパッドは新品の状態で約10mmぐらいの厚みがあり、残量が3mm以下になると交換時期となる。残量が5mmというと新品時の半分。まだまだ残っていると思うかもしれないが、残量が少なくなればなるほど摩耗度合いは早くなる傾向にあるので注意が必要だ。

使い古しと新品

走行距離を目安にする

 走行距離についてはケースバイケースにはなるが、一般的にブレーキパッドは走行距離1万kmで1mm摩耗するという目安がある。ブレーキパッドの残量が3mm以下で交換時期が来ることを考えると、走行距離を目安にする場合は「5万km」を交換時期にするのが良いだろう。

メーター

ブレーキフルードの量で確認

 前回のブレーキパッド交換時にブレーキフルードも同時に交換して、そこから何もせずにいた場合、リザーバタンク内のブレーキフルードの量がロア(MIN)線ぐらいまで減っているとブレーキパッドも大きく減っている可能性が高い。ブレーキフルードの残量チェックもブレーキパッド交換の目安になるだろう。

ブレーキフルードタンク

ブレーキの鳴き音で確認

 ブレーキパッドには、パッドウェアインジケーターという機能が備わっているものがある。残量が減り交換時期になると、「キーキー」と鳴いて教えてくれるもの。高級車ならインパネの警告ランプがついて知らせてくれるという、ありがたい機能もあったりする。

走行イメージ

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