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「AE86」はじめ名車揃い! ニッポンを支えた立役者「歴代カローラ」の歩み

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田了/トヨタ自動車/Auto Messe Web編集部

スリム化した8代目はWRCで王座を獲得 

 続く8代目(E110系)は1995年の5月に誕生しています。「シェイプアップしてスリムで健康的に!」をテーマに開発が続けられましたが、残念ながらボディの3サイズは7代目(E100系)とほぼ一緒となってしまいました。それでもセダンで50kg、クーペでは70kgものダイエットに成功していました。8代目カローラ

 また、1997年のマイナーチェンジでは、先代モデルで採用されていたフルラップ衝突対応のCIAS(サイアス)基準から、オフセット衝突対応のGOA(ゴア)基準へと車体設計が変更されています。ちなみに新型の車型は4ドアセダンと2ドアクーペ(レビン)のふたつに整理され、カローラ・セレスは一部改良、カローラ・ワゴンはマイナーチェンジした先代モデルを継続生産。そしてハッチバックのFXは国内市場から撤退しています。

ラリー仕様カローラWRC

 一方、欧州仕様のFX(3ドアハッチバック)をベースに開発されたラリー仕様(カローラWRC)は、ワークスチームであるTTEからレギュラー参戦。1999年の世界ラリー選手権(WRC)で、マニュファクチャラーズチャンピオンに輝いています。またシリーズデビューから2年後の1997年に、トールキャビンの3列シート/6人乗りと2列シート4人乗りと言う画期的なシートレイアウトを持った、カローラ・スパシオが派生モデルとしたのもニュースでした。カローラ・スパシオ

万国共通プラットフォームは9代目まで

 2000年の8月に登場した9代目(E120/E130系)は、「New Century Value(NCV)」がコンセプトとされ、エンブレムも、カローラを意味する花冠をデザインしたものからNCVを図案化したものに変更。エクステリアデザインも一新され、先代モデルに対して全長で80mm、全高で85mm、ホイールベースではじつに135㎜も拡大されていましたが、それを感じさせないデザインに仕上げられていました。

9代目カローラ

 またレビンが姿を消し、4ドアセダンとフィールダーのサブネームを与えられたワゴンの2車型でスタートしましたが、1年後にはランクスのサブネームを持った5ドアハッチバックが追加デビュー。派生モデル、スパシオの2代目も同年に登場しています。

国内専用モデルとなった10代目&11代目 

 モデルチェンジのたびに繰り返される大型化と、5ナンバーサイズの有効性。そのジレンマから抜け出そうと、2006年に登場した10代目(E140系)と2012年に登場した11代目(E160系)は国内専用モデルとして開発され、海外仕様とは“別もの”となっています。10代目カローラ

  具体的に見ていくと、10代目のフロアパンは9代目(E120系)のそれを改良して使用。11代目はさらに独自性を強めて、よりコンパクトなヴィッツ系でも使用されていたプラットフォームを採用しています。11代目カローラ

 10代目はアクシオのサブネームを持った4ドアセダンと、フィールダーのサブネームを持ったワゴンの2車型でスタートしましたが、1年後には少し全長を詰めた半面、全幅を拡大して3ナンバーボディとなった5ドアハッチバックのルミオンが追加されています。また11代目もアクシオとフィールダーの2車型でスタート。1年後にはシリーズ初となるハイブリッドが追加されています。

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