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「セリカ」「カローラ」「コロナ」! 超貴重なカタログで振り返るトヨタの「ハードトップ車」

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

ハードトップを日本車でいち早く採り入れたのはトヨタだった

 人に歴史あり……であるのと同じように、日本車にもさまざまな歴史があり、栄枯盛衰などと言うと少々物々しいけれど、時代とともにさまざまなジャンルのクルマが登場してきた。

 “ハードトップ”もそのひとつ。最近ではすっかり耳にしなくなった呼称で、聞かされた瞬間の反応の早さによって、だいたい何時代生まれかわかるだろう。それは昭和の一時代、間違いなく人気を博し、羨望の眼差しが集まったボディタイプのひとつだった。

 直訳のとおり、ソフトトップに対してハードトップであり、布製の幌ではなく金属、樹脂など硬質の素材で造られたルーフのことを指す。さらに広義に解釈して、あたかもハードトップを被せたかのようなルックスのクルマのボディタイプそのものをハードトップと呼び、セダンやクーペと区別するようになった。

ハードトップの定義はサイドウインドウエリアにBピラーがないこと

 そして当初のハードトップの基本的な定義にあったのが、サイドウインドウエリアにBピラーがないこと。またそれに伴い前後のウインドウには窓枠がないこと。いわゆるサッシュレス構造のドアを持つこともハードトップの特徴だ。そんなスッキリとしたスタイリッシュさがもてはやされて、もともとアメリカで流行り出したスタイルでもある。クラウン・ハードトップのカタログ もちろんサイドウインドウを全開にして走らせれば爽快だった。現実には、ドライバーにとってBピラーの有無は自分の背後のことだから、開放感のレベルは“何となく”であり、後席では一定以上のスピードだと当然、風の巻き込みは強い。だが(筆者もそうだが)若いころ、友人同士でドライブに出かけるような際、そういうこともエンターテインメントのひとつだった。現代は花粉などさまざまな問題があるから、いかにもいい時代の話ではあるが……。

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