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ランクル300の納期は5年待ち? 待ちきれない人にオススメの600万円以内で手に入る「本格or電動ヨンク」4選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

  • 本格SUV4台のイメージ

  • RAV4アドベンチャー
  • RAV4 PHVのイメージ
  • オフロードを走るディフェンダー
  • 新型アウトランダーPHEV
  • 新型アウトランダーPHEVのリヤ
  • ラングラーのフロントスタイリング

今や納期は2年後とも5年後とも……

 トヨタ・ランドクルーザーの新型、300系が盛り上がっている。その完成度は半端ではなく、世界中で新型を待ち望んでいたユーザーからの注文が殺到。それは国内でも同様で、半導体不足もあって日本での納期ははるか先と言われている(一説によれば数年とも)。新型ランドクルーザーと基本部分を共用する、新型レクサスLXもまたしかりだろう。

 新型ランドクルーザーを今から注文するとすれば、納期までに今乗っているクルマの価値がガクンと落ちることは必至で(ランドクルーザーは別として)、購入希望者は悩みに悩んでいるはずだ。

 そこでランドクルーザーを注文する、しないに関わらず、比較的早期に新車に乗れる、ランドクルーザーに匹敵または迫るオフロード性能を持つクルマをピックアップしてみたい。価格は国産、輸入車を問わず、新型ランドクルーザーの510万円~770万円という価格以下とした(新型レクサスLXの価格は未発表だが、1000万円を大きく超えてくるはず)。

ランドローバー・ディフェンダー

 まずは、ランドクルーザー並みの本格的なオフロード性能が不可欠という、悪路を走る前提でクルマを探しているユーザー向け。だが、じつは国産車ではランドクルーザー並みの車格を持つクルマは見つけにくい(プラドという手はあるが……)。よって、勧めやすいのは輸入車となる。

オフロードを走るディフェンダー その筆頭が、砂漠のロールスロイスと呼ばれるレンジローバーを擁する、ランドローバーのなかでも走破性に特化したディフェンダーだ(本家レンジローバーは1000万円を軽くオーバーする)。

 価格は551万円からで、最新モデルは高級感たっぷりの内外装とともに、ランドローバー史上最強のタフネスと走破性を備えたモデル。最大深度900mmの渡河能力を持つ、世界最強のオフローダーと呼んでいい1台だ。まずはこれに乗り英国趣味を満喫しつつ、ランドクルーザーの納期を待つのも良し。気に入ればランドローバー愛用者として、これからずっと過ごしていくのもいい。

ジープ・ラングラー

 もう1台の輸入車は、ランドクルーザーとはちょっと毛色は変わってしまうが、ワイルドさと走破性抜群で元々軍用車として生まれたジープ・ラングラーである。価格は536万円からで、ランドクルーザー同様に世界中の僻地、道なき道を開拓するような過酷な場面で定評ある超本格派である。

ラングラーのフロントスタイリング 日本での人気も沸騰中で、このところ街で見かけることも多くなっている。現在、ジープマニアならずとも注目したい、シープの原点をオマージュしたラングラー・アンリミテッド・ウィリスという特別仕様車も登場している。ランドクルーザーとは別世界のモデルだが、走破性が選択の最重要項目なら、満足感は高いはずである。

 とはいえ、普段は街乗りメインの一般ユーザーがたまにアウトドアに出掛け、たまのたまに悪路に遭遇する……といったライトな使い方。しかし、この場合だとランドクルーザーへ憧れているならともかく、ディフェンダーやシープ・ラングラーほどのオフローダーは、少なくとも日本の悪路を含む道では宝の持ち腐れになる可能性がある(極悪路の走破力という意味で)。

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