この「カラカラ音」は一体何? サーキット走行で出やすい「異音や振動」5つ (1/2ページ)

この「カラカラ音」は一体何? サーキット走行で出やすい「異音や振動」5つ

この記事をまとめると

  • 公道走行では発生しにくい異音や振動が発生する可能性がある
  • 外的要因と車両そのものに原因がある場合などさまざま
  • 事前に知っておくことで万が一の事態でも安全に対処可能

タイヤ付近の異音&ステアリングの振動

 まずは走行を重ねていったときに発生する、タイヤ近辺からの異音とステアリングに伝わる振動。ホイールナットが確実に増し締めされていると仮定すれば、コイツの原因は大半が路上に落ちていたタイヤのカスだ。

 サーキットの路面は一般道よりグリップするうえ、タイヤにかかる荷重もケタ違いに大きいので、まるで消しゴムのようにゴムの表面が削れてしまう。それらは遠心力によって飛ばされコースのアウト側に集まるため、クーリングしたり他車に道を譲ったりしてレコードラインを外すと、自分のタイヤで拾い上げて異音や振動の原因になる。

タイヤカスを拾ってしまったタイヤ表面 少しの量なら走行中に飛んでいく可能性もあるが、あまりに酷ければ一旦ピットに戻って掃除しよう。当然ながらグリップは落ちるし振動で正確な操作にも支障をきたすので、安全と走行時間をムダにしないためにも一刻も早く対処するべし。なお、コースイン直後に慣らしを兼ねてゆっくり走る際、どこにタイヤのカスが溜まっているかも確認しておけば楽だ。

 同じく足まわりからの振動でいうならホイールも考えられる。熱や縁石に乗った衝撃でバランスウエイトが取れたり、ホイールそのものが歪んでしまいバランスが狂う可能性があるので注意しよう。もっとも、サーキット走行ではバランスウエイトが脱落しないよう、アルミテープなどを上から貼り付けて固定するのがマナーだ。

ホイールバランスウエイトにアルミテープ 外れたバランスウエイトが弾かれて他車を直撃したり、踏むことでコントロールを失う危険性だって決してゼロじゃない。自分はモチロン他人を守るためにも必ず対策しておきたい。以上はタイヤが回転している限り発生する異音や振動だ。

ブレーキをかけたときの振動

 続いては減速したときだけ、つまりブレーキに起因する例を紹介する。重量級やハイパワーなクルマでよく起きるのは、熱によってブレーキのローターが歪み、ペダルを踏むとジャダーが発生する現象。ダクトを引いて走行風を当てるとか適度にクーリングするとか、事前にできる対策はいくらでもあるが、歪んでしまったら手遅れだ。症状があまりに酷ければ走行を中止したほうがよく、ローター交換と併せて冷やすための手段も講じておこう。

ブレーキのイメージ

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