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地を這う「シャコタン」ビートルも集結! 日本最大級の「VWミーティング」は敷居も低かった

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TEXT: Auto Messe Web編集部 竹内耕太  PHOTO: Auto Messe Web編集部 竹内耕太

  • フォルクスワーゲン・ビートルやバスが大集合
  • ストリートVWsジャンボリーの会場
  • 超ロングセラーなので時代もスタイルも多彩
  • カスタムしたVWたちも多い
  • カスタムを突きつめた「ショーカー」はイベントの華
  • ベスト・オブ・ショーを獲得した1953年式「ツヴィッター」
  • スワップミートでパーツやグッズを個人売買
  • VWのオーナークラブで一緒にイベント参加
  • モロゾフのビートル型チョコレート
  • 1960年式ビートルと杉山さん
  • インテリアはオリジナルの姿を尊重
  • 小野澤さんとタイプ3ノッチバック
  • 油圧サスペンション「ハイドローリック」を搭載
  • タイプ3ノッチバックはセダン型
  • 宮原さんの愛車は1971年式1302
  • アクセサリーのチョイスにセンスがあふれる
  • YouTuber「みやぱちーの」さんのビートル
  • VWイベントの会場風景

約300台の「クラシック・フォルクスワーゲン」が全国から集結

 クラシック・フォルクスワーゲンの専門誌「ストリートVWs」(内外出版)が、毎年主催しているイベント「ストリートVWsジャンボリー」は今年で15回目。11月21日(日)に千葉県千葉市の「フェスティバルウォーク蘇我」で開催された。今や日本最大級のクラシックVWミーティングということで、全国からおよそ300台のVWが駆けつけた。

「クラシックカー」の基本にして王道、敷居はとても低い

「フォルクスワーゲン・タイプ1」、通称「ビートル」は戦前のドイツで「国民車」としてポルシェ博士が設計し、戦後ドイツが復興する原動力となった歴史的なクルマだ。基本的な設計はそのままに1978年までドイツで生産され、さらにメキシコでは2003年まで製造されていた。

 つまり1938年の正式発表から数えてなんと65年にわたって作り続けられた超ロングセラーで、総生産台数は2100万台を超える歴史的ベストセラーでもあるのだ。

 それゆえかつての日本でも、おそらく一番よく見かける「外車」としてなじみ深い存在だったし、今でも乗っている人たちがたくさんいる。

ストリートVWsジャンボリーの会場

 さらにビートルから派生した「タイプ2」、通称「バス」も今なお人気が高く、CMや映像の小道具として見かけることも多い。

 シンプルな構造なので機械の信頼性が高く、故障した場合に修理するのも今どきの複雑なクルマに比べればカンタン。アフターパーツも大量に流通しているため、クラシックカーとしては維持コストがかなり低く抑えられるのも、ファンが多い理由のひとつだ。

フォルクスワーゲン・ビートルやバスが大集合

 近年の世界的な旧車ブームにともなってクラシックVWの相場も上昇傾向ではあるものの、購入後にフォローしてくれる専門ショップの多さ、パーツの多さ、そして相談できる仲間の多さから、クラシックカー趣味の入門として最適なことに変わりはない。

超ロングセラーなので時代もスタイルも多彩

自分だけのスタイルを追求する「カスタム」は可能性が無限大

 いまはSNSなどで気軽に声をかけあうことができる時代。全国各地で、数台~数十台の規模のプチ・ミーティングも開催されていて、VWの仲間を見つけて交流するのもまた楽しい。

 今回の「ストリートVWsジャンボリー」のようなビッグイベントでは、全国から集まったオーナー同士で情報交換できるのはもちろんだが、普段はなかなか見られない「コダワリ」の詰まったクルマをまとめて見られるのも醍醐味といえる。

カスタムしたVWたちも多い

 愛車が製造された当時のオリジナルのスタイルを綺麗にキープしたり、「レストア」する方向で楽しむ人もいれば、豊富なアクセサリーで自分流に演出する人もいる。さらにホイールやタイヤを変えたり、車高そのものを変えたりして、自分の理想のスタイルへ「カスタム」する人もいる。

 とくにこういったイベントで展示して「カッコよさ」をアピールするために作りこまれたクルマは「ショーカー」と呼ばれ、会場の花形となる。

カスタムを突きつめた「ショーカー」はイベントの華

 この日「ベスト・オブ・ショー」を受賞した愛知県のTakaさんは、希少な1953年式のビートル、通称「ツヴィッター」を徹底してカスタムしてきた。しかもTakaさんは2019年の「ストリートVWsジャンボリー」では、これと同じボディカラーの1955年式ビートルで、やはり「ベスト・オブ・ショー」をゲットしている。

 パッと見は同じ「ビートル」だが、製造年が2年違うだけでも、細かい部分は少しずつ異なる。おのれの理想をさらに突きつめようと、細部に至るまで手抜かりのないストイックなカスタム道には脱帽するほかない。

ベスト・オブ・ショーを獲得した1953年式「ツヴィッター」

クラブや仲間で情報交換し、グッズを集めるのもまた楽し

 VWのオーナー同士、地域や趣味の方向性などで「オーナークラブ」に入っている人もまた多い。SNSよりも少しだけ濃度の高いコミュニケーションができるため、困ったときに相談できるし、メンバーたちで一緒にツーリングやイベント参加を楽しむことができるのだ。

VWのオーナークラブで一緒にイベント参加

 そして大きなイベントでは「スワップミート」という、オーナー同士の個人売買も見逃せない要素だ。VWのパーツやアクセサリーはもちろん、マニュアルやミニカー、古雑誌からキーホルダーまで、多彩なフリマが展開されるから、カーマニアでなくても見て回って飽きることはないはず。

スワップミートでパーツやグッズを個人売買

 ところで洋菓子の「モロゾフ」が毎年、バレンタインデーの時期に合わせて「ビートル」型のチョコレートを企画販売しているのをご存じだろうか? フォルクスワーゲン社との公式コラボで、毎年新しいデザインと企画を出してきている。

 会場でお披露目された2022年のバレンタインデー向け新商品は「トラベルビートル」と題して、リヤに旅行カバンを背負ったビートルのミニカーが付いてくる趣向。クルマ好きの人や、お子さん向けにも良さそうだ。

モロゾフのビートル型チョコレート

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