燃費も快適性も円熟の極み! ゴルフ8の本命「TDI」ディーゼルエンジン車が登場 (1/2ページ)

燃費も快適性も円熟の極み! ゴルフ8の本命「TDI」ディーゼルエンジン車が登場

この記事をまとめると

  • ゴルフ8のディーゼルエンジン車「TDI」は2022年1月7日発売
  • さらに環境性能を向上させた最新世代「2.0TDI」エンジンを搭載
  • ディーゼルエンジンのイメージを覆す静粛性能に注目

ディーゼルエンジンの環境性能がさらに向上

 2021年6月にデビューした「フォルクスワーゲン・ゴルフ8」に半年遅れでディーゼルエンジン車が追加された。搭載されるのは「ツインドージング」と呼ばれる、「デュアルAdBlue噴射」システムをもつ最新世代の「2.0TDI」エンジン。

 始動直後の低温時は上流側、暖まってくると下流側の2カ所でそれぞれAdBlueを噴射することにより、先代のゴルフ7.5に比べて80%もの窒素酸化物(NOx)を低減させているという。

ツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システム

 最高出力は150ps/3000~4200rpm、最大トルクは360N・m/1600~2750rpmで、先代の150ps/3500~4000rpm、340N・m/1750~3000rpmと比べると、より低回転域から最高出力・最大トルクを発揮するようになっている。

 なにより「ティグアン」のようにモデルチェンジ後にディーゼル仕様車が日本市場から消滅してしまうようなこともなく、無事にゴルフ8に引き続き導入されてひと安心、というのがもっとも正直なところ。

2.0TDIエンジンは150ps

静粛性がビックリするほど向上

 試乗してまず一番最初に驚いた点は静粛性の高さ。そもそも先代「ゴルフ7.5」に搭載されていた150ps仕様の2.0TDIディーゼルユニットは、先行してデビューしていた「パサート」搭載の190ps仕様や「シャラン」搭載の177ps仕様の2.0TDIディーゼルを大きく上まわる静粛性が得られていたが、ゴルフ8になってさらに向上。

 とくに市街地におけるごく低速でのストップ&ゴーで、どうしても気になるディーゼル特有のガラガラ音が大幅に軽減されている。たとえばゴルフ7.5では「ディーゼルの割に静かですね」と走り出して30秒後に同乗者に言われていたのが、ゴルフ8では「ええっ! もしかしてこれディーゼルですか!?」と数分経過した後に驚かれるようなレベルにまで仕上がっている。

 またTDIユニットは高速域においてもスムースで、風切り音の少ない0.275というCd値を達成したボディとの相乗効果により、より快適で疲労感の少ない長距離移動も楽しめる。

撮影車はゴルフTDI Rライン

もちろん燃費と経済性も向上

 WLTCモード燃費は20.0km/Lで、ゴルフ7.5の18.9km/Lに対して決して大幅に向上したわけではないが、日常使用においても十分に達成可能な現実的な数値であるのも確かだ。マイルドハイブリッドを採用したゴルフ8の「eTSI」のように、巡航時のアクセルオフでエンジンが停止する機構が備わっていればさらなる向上が期待できたが、残念ながらそれは今後に期待、というところだ。

 参考までに先代ディーゼルの市街地・郊外・高速道路を織り交ぜた平均燃費は18km/Lであったが、新型でもWLTC値と同等の20km/Lが達成できるようになった。20km/Lと言っても国産車のハイブリッド勢にとっては珍しくもなんともない数値ではあるが、使用燃料がリッターあたり単価が2割ほど安い軽油であることを考慮すると魅力的。

 ただし使用状況によっても左右されるが、おおよそ1000km前後に1Lの割合でAdBlueを補充する必要がある。ちなみに海外での品不足が報じられているAdBlueだが、ここ日本においては国内生産比率がおよそ8割ということもあり、本来であれば戸惑う必要はそれほどなかった。しかしこの年末になって転売行為による高騰と品薄という傾向も見られるようになってしまい、余計な心配が生じてしまっているのが残念なところだ。

WLTCモード燃費は20.0km/L

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンはゴルフ8に最新世代ディーゼルエンジン「2.0TDI」を搭載した新型「ゴルフTDI」を発表。2022年1月7日から全国のディーラーで発売する予定。先代と比べてどう進化したのか、試乗レポートをお届けする。