名車「プリメーラ」に激レアモデルが存在!「オーテック」と「トミーカイラ」が手がけたコンプリートカーとは? (1/2ページ)

名車「プリメーラ」に激レアモデルが存在!「オーテック」と「トミーカイラ」が手がけたコンプリートカーとは?

この記事をまとめると

  • 90年代に日産が発売したFFスポーツセダン「プリメーラ」
  • 走りに定評があるモデルで各ブランドでコンプリートが発売
  • 3代目のスポーツグレード「20V」もいいクルマだった

トミーカイラ M20t/M20t4

目指したのはプリメーラを超えた「欧州でも通用するプリメーラ」

 1988年にR31スカイラインをベースに輸出用のRB30EにRB20DETのツインカムヘッドを搭載したRB30DEを搭載し、日本初の公認チューニングカー製造に成功した「トミーカイラ」が、プリメーラをベースとしたモデルを1992年に発売を開始。M20t/M20t4と命名されたチューンドプリメーラは、初のFF&4WDベースのコンプリートカーであった。トミーカイラ M20t/M20t4

 FR車しか手掛けてこなかった同社の開発陣をその気にさせたのは、その卓越したハンドリングと高いボディ剛性であった。FFだけでなく4WDモデルも用意したのは「次世代の高性能車は4WDが主流になる」との判断からだと伝え聞く。トミーカイラは先見の目があったというわけだ。トミーカイラ M20t/M20t4のリヤビュー

 コンセプトはプリメーラの基本性能を底上げし、ヨーロッパでも満足させるクルマで、カタログにも堂々とユーロ・チューンと謳っていた。ただ、すべての面でベース車両を上まわらねばコンプリートカーとしての価値はなく、プリメーラのトータルバランスを凌ぐのは容易ではなかったそうだ。チューニングは吸排気系に加え、ハイカムを組み込み、専用ECUでマネージメントしたSR20DEは25psアップの175psまでアップ(トルクは1kg-mプラスの20.0kg-m)。高回転まで付き抜ける回転フィールが魅力だった。トミーカイラ M20t/M20t4

 エンジンの官能性とともに評価されたのが派手過ぎず、個性を主張したエアロで、パーツ単体としてアフターマーケットでかなり人気を集めた。グレードはエアロパーツ、ホイールを装着しないステージ1とフルパッケージのステージ2が用意され、オーナーの好みに応じて選べた。価格はM20tが288万円~328万円、M20t4が310万円~350万円と新車価格の約60万円高だった。