【ホンダ】
まずホンダから。筆者はカタログや印刷物を、たとえ大きめでも“折る”ことがキライだが、ホンダのパンフレットのようなタブロイド版は、本棚にうまく収まらず泣く泣くふたつ折りにして保存してきた。写真はそのなかの一部だが、当時のパンフレットにはなぜか各々、何年のものか表記がないものが多い。
だが、“新発売”と書かれた掲載車種で判断すると、ライフ(1971年)、145/145クーペ(1972年)、ライフ・ピックアップ(1973年)と思われる。ほかにもバモス、ライフ・ステップバンや商用トラックのTN-V、Z、NIII、そして初代のシビックなど、「おぉ!」と思わせられるクルマが満載だ。
【マツダ】
マツダは古いロゴマークの東洋工業時代のもので、1967年と1969年のものがあった。見てみるとコチラも興味深いクルマばかり。1967年版には、ロータリーエンジンを搭載して市販化されたルーチェ・ロータリークーペ(市販車にはなかった三角窓がついている)とファミリア・ロータリークーペの参考出品車(マツダRX 87、RX 85)が載っているほか、市販車でもコスモスポーツ、キャロル、初代ルーチェ、ファミリアクーペ(旧型)、ファミリア1000(新型)なども。
1969年版にも改良後のコスモスポーツや市販版のルーチェ・ロータリークーペ、セダンのファミリア・ロータリーSSなどが載っている。
【いすゞ】
自分の手元にあるパンフレットを“今や貴重な”というものもコソバユイが、いすゞのパンフレットは、フローリアン、ベレット、117クーペが載った、この3車の全盛の時代のもの。

1970−1971年版ではベレット1800GT、フローリアン1800などが載っているほか、117クーペでは1800のほかに、1600のECGI(電子制御燃料噴射)車が紹介されている。別のカタログは2枚構成で、それぞれの片面にはオレンジのベレット1800GTRとシルバーの117クーペが大写しで載っていて、よく見ると、筆者が自分の部屋に飾ったときのピンの跡(!)が残っていたりする。
