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日産ファン垂涎の「ハイウェイスター」! なぜ誕生した? その「意外」な成り立ちとは?

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: 日産/オーテックジャパン/Auto Messe Web

日産の定番カスタマイズ、ハイウェイスターを振り返る

 日産の定番カスタム・グレードとして人気の「ハイウェイスター」。近年躍進中の軽自動車デイズやルークス、ミニバンのセレナ、エルグランドに設定されており、専用エアロパーツなどが特徴だ。

 日産はニスモ仕様やオーテック仕様などさまざまなカスタマイズのバリエーションがあるが、このハイウェイスターは、現在はミニバン向けのカスタム仕様といえる。そこでハイウェイスターはどんな仕様かと思って源流をたどってみれば、最初のモデルはなんと20世紀発売のエルグランドとセレナ。この2モデルに設定されたのが始まりだ。そこで最初期のハイウェイスターを振り返ってみたい。

ミニバン+エアロの先駆け

 初期のハイウェイスターは改造車扱いで、1995年に登場したラルゴのハイウェイスターと、1996年発売のセレナ・ハイウェイスターが始まり。

 ラルゴは日産がもともとは商用車バネットからマルチに使えるミニバンとして生み出したモデルで、1982年にバネット・ラルゴとして登場した。現在の一部の商用車に残っているような、エンジンの上に前席がある後席の荷物や空間を重視した構成。ミニバン時代のはるか昔に働くクルマ、マルチに使えるクルマとして活躍したモデルの1BOXカーだ。

 そして1986年に2代目に代わると性能を向上。それまでの商用一辺倒から快適性も考慮された仕様となって装備も強化される。1BOXであることは変わらないが、RVブームの影響もあってか、早くもオーテックジャパンの手によってバンパーガードなどを備えた特別仕様車「ウミボウズ」や「ヤマアラシ」といったミニバン的モデルを発売し、人気を獲得する。 1993年の3代目となると、3ナンバー専用ミニバンへと進化しており、3列シートでも快適なモデルに。2代目同様にFRと4WDが選べるようになっていて、3列シートのセレナの兄貴分として人気を集める。

 そこで追加されたのが、オーテックジャパンが生み出すハイウェイスター。キャンピング仕様のキャラバンやホーミーを手掛けていながらも、話題的にはザガート・ステルビオ、スカイラインやシルビアのカスタマイズを手掛けていたオーテックジャパンが、最初期の送り出したハイウェイスターがラルゴとセレナだ。ちなみにラルゴは、ガソリン仕様はもとよりディーゼルの人気も高く、ATとMTを選べたことも人気に要因だ(ハイウェイスターはATのみ)。

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