日産フェアレディZ(Z33)
2000年に販売終了となったフェアレディZが復活したのは、2002年7月のこと。あのカルロス・ゴーンがCOOに就任して豪腕を振るいだし、日産リバイバルプランの目玉としてフェアレディZのカムバックが実現した。

2シーター専用のFMパッケージ(プラットフォーム)を採用し、3.5LのV6エンジンをフロントミッドシップに搭載。空力的にもゼロリフトを達成し、新生ニッサンのシンボル的存在となった。

ハンドリングも素直で、少々大きめのボディだが、ドラテク練習車としてもすすめられる一台。なによりZらしいスタイリングを守ってくれたことを評価したい。

マツダRX-8
2003年に登場し2013年まで生産された最後のロータリースポーツ。観音開き4ドア「フリースタイルドア」が大きな特徴で、新設計のNA専用ロータリーエンジン13B-MSP型『RENESIS』を搭載した。

RX-7(FD3S)よりもホイールベースが伸びているが、前後の重量配分は50:50をキープしている。エンジンの搭載位置が低くなったことで、FD3Sよりもヨー慣性モーメントが5%低減。旋回性能はいまでもピカイチのレベルにある。

BMW MINI
英ローバーグループを1994年に傘下に収めたBMWが送り出した、新しい時代のMINI。日本では2002年3月2日=「ミニの日」に発売を開始した。

BMWの横置きFF? と懐疑的なところもあったが、完成度はとても高く、ハンドリングもBMWの名に恥じない仕上がり。エンジンも「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー for 2003」「テン・ベスト・エンジン2005」を受賞している。
サー・アレック・イシゴニスが設計した、オリジナルのミニの雰囲気をうまく取り入れたスタイリングも秀逸といえる。
