キーキー音が消えてホイールも汚れなくなる! 輸入車のブレーキパッドの社外への交換は「百利あって一害なし」だった (1/2ページ)

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キーキー音が消えてホイールも汚れなくなる! 輸入車のブレーキパッドの社外への交換は「百利あって一害なし」だった

この記事をまとめると

  • 輸入車は超高速域での使用に合わせてメタル系パッドを装着
  • 日本での街乗りがメインだと乗りにくさを感じることが多い
  • オーナーの仕様環境に合わせたパッド選びを指南

輸入車と国産車ではパッドの素材が違う

 輸入車オーナーを悩ませることと言えば「ガソリンスタンドで洗車して帰ってきたらもうホイール真っ黒」とか、「止まるときにキーキー鳴く」、「ブレーキが妙に強く利いて乗りにくい」というのが定番。それらはすべてブレーキパッドが原因である。

 国産車の純正ブレーキパッドの多くは、「オーガニック材」や「ノンアスベスト材」と言われるものでできている。これらに鉄は含まれておらず、繊維や樹脂などを固めてできている。高温には強くないが、軟らかい樹脂成分などがメインなので利きのコントロールがしやすい。また、ダストも出にくく、出てもホイールに鉄分が刺さるようなことがないので、さっと洗えば落ちやすい。

輸入車の純正ブレーキパッドではダストが多くすぐホイールが汚れる

 ブレーキパッドは大きく分けるとこのオーガニック材と、鉄分が含まれているものに分かれる。鉄分の含有量が少ないものは、多くのブレーキパッドメーカーで「ロースチール材」と呼ばれる。輸入車の多くは純正でロースチール材が使われているのである。

 ちなみに、もっと鉄の含有量が増えると「セミメタリック材」や「セラミックメタル材」などと呼ばれる。究極は「フルメタル材」。「焼結材」とも呼ばれ、鉄を筆頭にすべてが金属でできているものになる。

 この鉄の含有量を増やすほどに、ブレーキパッドは高温に強くなり、低温は不得意になる。街乗りでのローターの温度は0℃~100℃ほど。ワインディングでも300℃も上がれば相当頑張っている。ところがサーキットでは700℃以上にもなってしまう。そうなると樹脂のパッドの摩材は軟らかくなり、そこから発生したガスでフェード現象も起き、最後にはあっという間に灰のようになってしまう。そう、あのときの矢吹丈のように……なーんて。

 メタル系パッドは高温になると鉄が溶け出し、その金属分やカーボン成分がローターに皮膜を作り、その被膜と摩擦するのでローターも削れにくく持ちも良い。その代わり摩材が硬い分、ブレーキが冷えているときには鳴きやすい傾向にある。ブレーキが妙に強く利くのも、パッドがローターに噛み付いてしまうからで、冷間時に起きやすい。

輸入車のほとんどは純正でメタル系のブレーキパッドを装着

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