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かかるかかからないかはその日次第! たかが「エンジン始動」が旧車には「一大イベント」だった

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/Auto Messe Web編集部

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旧車のエンジン始動が難しい理由とその作法とは

「ウニュニュニュニュ、ウニュニュニュニュ。ウニュニュニュニュ、ウニュニュニュニュ……」。これは、極寒の日に旧車のエンジンをかけようと思い、キーを回してスターターモーターを回転させているにもかかわらず、始動しないときに虚しく響くクランキング音だ。キャブレター

 電子制御式の燃料噴射装置を採用し、抵抗が少ない低粘度のエンジンオイルを使っている昨今のクルマは、スタートボタンを指先でワンプッシュすれば冷間時でも簡単にエンジンがかかるはず。だが、硬いエンジンオイルを使い、燃料の供給をキャブレターが担っている旧車の始動はそれなりに難しいワケである。

原始的な燃料供給装置のキャブ車は始動が大変

 キャブレターとは、ガソリンと空気を混ぜてエンジン内に送り込む燃料供給装置のことで、すべてがアナログだ。かたや電子制御式の燃料噴射装置はデジタルなシステムで、センサーが車両のさまざまな情報を取得し、最適な量の燃料をエンジン内に噴射してくれる。前者と後者ではどちらが始動しやすいのか? それはすぐさま理解できるだろう。キャブレター

 クランキングの回数や時間が多いとバッテリーが上がってしまったりすることもあるため、旧車のエンジン始動時にどこまで頑張るべきなのか? の判断は難しいが、キャブレターや電気系の不調、ガス欠、バッテリーに著しい劣化などが原因でなければ、ヒストリックカーであっても必ずエンジンに火が入るので、あきらめるのは尚早だ。

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