低走行=極上じゃないから怖い! 80〜90年代旧車の「バリもの」に潜むワナ (1/2ページ)

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低走行=極上じゃないから怖い! 80〜90年代旧車の「バリもの」に潜むワナ

この記事をまとめると

  • 数十年前の中古車でも現行車並の走行距離の個体がある
  • 80年代〜90年代のスポーツカーに多い
  • フルレストアしていない場合は程度が悪いことも

長らく始動していないエンジンにはサビの可能性も

 ではなにが問題かというと、ほぼすべてと言っていい。まずエンジンはオイルがそのままだったら中でスラッジが大量に発生していることがあるし、完全にオイルパンに落ちていれば油膜がなくなっているため、シリンダーがサビていることもある。そもそもガソリンタンクは内部がサビだらけ。キャブレターやインジェクションだと、腐ったガソリンが詰まっていたりする。某メーカーの博物館に行ったときに学芸員の方に聞いたら、「インジェクションはちょっと放置しておくとすぐにかからなくなるから大変」と言っていたのが印象的だ。

R33GT-Rのエンジン画像

 ボディも湿気によってサビるし、内装もなんともカビ臭かったりする。せいぜいいいのは屋内保管なら紫外線を浴びていないことぐらいか。また、足まわりも荷重がかかり続けるので、大物であればスプリングはヘタるし、各部のブッシュも潰れるだけでなく、油分が抜けて劣化もする。ブレーキもしかりで、ローターやドラムはサビだらけで、キャリバーは固着していることも多い。そもそもブレーキフルードは吸湿性があるので、内部に水分を呼び込みやすい。

 と、枚挙に暇がないが、とにかくクルマは動くのが前提のもの。それを止めたままにしておくというのはいいことではない。人間に例えるなら、ずっと寝ていると体が不調になりやすく、適度に運動したほうが健康なのと同じだ。

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