なんとメーカー自ら名乗っていた! プジョーが「猫足」といわれ始めたタイミングとは (1/2ページ)

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なんとメーカー自ら名乗っていた! プジョーが「猫足」といわれ始めたタイミングとは

この記事をまとめると

  • プジョーの足まわりを表現する常套句「猫足」
  • いつから使われたのか、古いカタログを探ってみた
  • 今のモデルにもそのテイストは引き継がれているのか

クルマ業界で当たり前に使われている決まり文句だが……

 ところで何でプジョーの古いカタログの点検を始めたのか? というと、編集部から「お題」をいただいたからにほかならない。

 プジョーの「猫足」について解説せよ、というのである。確かにプジョーの足まわりの表現で「猫足といいわれる……」はいわば常套句。いつの間にか、何の疑問も抱かずに自分でも使ってきたような気がする。さらにいつから使われ始めたのか? と問われたところで、自分のことではないから「それは高校3年の夏からです」などと明確にも答えられない。筆者自身の受け身の経験でいえば、いつかどこかのタイミングで、どれかの自動車雑誌でどなたかがレポートの中で使っているのを読んで知ったのが、「猫足」に触れた最初だったと思う。けれどそれがいつだったのかは、昨夜の夕食に何を食べたのか思い出せないのと同じくらい(違う?)、わからない。

プジョー106XSiのカタログ

 では、プジョー自身のカタログで「猫足」を使うようになったのは一体いつからだったのか? この際、愚直に調べてみようと思い、飼い犬に邪魔されながら床にカタログを広げ、半日かけて探してみた。

 すると、意外にもあっさりと見つかった。手元で確認できたのは、車種でいうと「205」、「306」、「106」のカタログ。表記を抜き出すと、「猫足と呼ばれるしなやかな乗り味」(205)、「205以来の伝統となった“猫足”と評される足回り」(106XSi)、「“猫足”と形容されるしなやかなサスペンション、ネコ足と評される足まわりの完成度」(306)など。

プジョー独特の足まわりとサスペンション

 さらに1997年10月発行の総合カタログの中では、「106 S16」と「306 S16」をまとめて紹介したページがあり、そこには「ストロークの長い粘りの効いた、いわゆる猫足」と書かれている。まさしく筆舌を尽くすまでもなく、端的に“猫足”がどういうものかをスパッと表現したのがこの一文。猫足とは、そういうものなのだ。

プジョー106 S16と306 S16のカタログページ

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